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シリア ISISで日本人が殺害されました。同時期にタイ・バンコクでもテロ

シリアのISIS(イスラーム国)で日本人で武器商人?の湯川春菜さんと、ジャーナリストの後藤健二さんがテロ集団の手にかかり殺害されました

それまで、日本は特に中東の情勢にはほとんど無関心で特に報道されることはありませんでした。それもそうです地球のほぼ裏側の話ですし、直接的な関わりはほとんど皆無なので、我々が中東でおきている紛争に興味を持たないのもしょうがないですね。

この件について、私は詳しく知りません。わからないなりに、ネットのニュースなどでいろいろ調べました。民間やメディアの中には政府の対応が悪かったのだとか、紛争地域にわざわざ行くことが悪いなどいろんな意見が飛び交っているようですが、このことは、非常に繊細かつ難しい問題だとわたしは認識しています。ですので、まだ個人的な意見がまとまりきっていないです。

ただひとつ思うのは、こちらのTwitterのまとめの中でISISの自爆要員の方が日本人とコミュニケーションをとっていたのに、考えさせられるものがありました。

特に印象的だったのが、「テロ行為で脅しても無駄だ!」という日本人のツイートに対して、「我々がアメリカで何をしたかしっていますか?」という返答です。とても衝撃的でした。今回の人質事件はとても悲しい出来事でした。

でも、それ以上に日本で3.11のような事件が起きてほしくないと深く思いました。
日本に住んでいると感じないことかもしれませんが、海外では宗教が複雑で、人の命はかなり安いです

 

インド在住時に感じた宗教の複雑さ

インドには複数の宗教が存在しています。そのおかげで彩り豊かな多様な文化が存在してます。大多数の人はヒンドゥー教に属し、他にキリスト教やイスラム教、シーク教、ジャイナ教、仏教などが存在します。
私は中でもイスラム教という宗教に大変な戒律の厳しさを感じました。

今回シリアでのテロの件もそうですが、イスラムは戒律が厳しく、人によっては他の宗教を弾圧的に否定する輩もいます。
イスラムでは、一日に何度も礼拝を捧げなければならないようです。仕事してても、体調が悪くても欠かさずにオフィスを抜けだして礼拝をしに行きます。日本人からするとそれは不思議な光景です。それほどまでに神を大事にしているという現れだと思います。

そしてイスラム教の人との恋愛はさらに厳しいです。その戒律の厳しさからハッピーエンディングを迎えづらいです。改宗しなけばいけなくなりますし、女性の場合は夫からの命令が第一になり、「外にでるな」や「服を着るな」といわれれば、外に出れずにあの黒子のような服を着続けなければなりません。中東やインドに住む女性が世界で一番不幸な女性だと言われるのはこれに所以します。

 

南インドはクリスチャンが多い

インドは広いため地域によって宗教の強い・多い地域は異なります。私は南インドにいたので、クリスチャンが割りかし多めでしたが、やはりヒンドゥー教が半数以上の割合でした。インドのヒッピーの桃源郷と言われるゴアには日本で一番有名なハゲ外人・ザビエルの死体があるようです。つまり日本の九州の地域では貿易が盛んだったためクリスチャンの戦国大名が多かったように、海側の地域から布教が始まったと推測されるので、クリスチャンが今でも多いと思われます。

 

インドの場合は、宗教の違いがあっても全ての文化のバックグラウンドにはヒンドゥー教が支配していますし、個々人の宗教の違いを受諾しているような雰囲気があります。
ヒンドゥーの神様の祝日やイスラムの神の祝日やキリスト教の祝日が混在しています。
一部の過激派は存在しますが、調和がとれているような関係とも言えます。

中東地域ではこれのバックグラウンドにイスラム教が存在している形になるので、イスラム教を否定するわけでは決して無いですが、インドの宗教概念よりもさらに厳しい戒律が日頃から存在しているということになります。

 

タイでは人の命は金で買える

日本では自殺する人が多いです。人が死ぬ可能性が少ない日本において、自ら死を選択することが社会的なブームなんでしょうか?明日を生き抜くということが海外では大事だと実感させられます。それほどまでに、命は安いです。

タイでもインドでも、車は人を跳ねるくらいの近さで通り過ぎ、跳ね飛ばされたら命の危機ぐらいのスピードで走行しています。タイの場合は、もし人を跳ねたら戻って轢き殺すそうです。それは、跳ねたことによって障害をもってしまったら、生涯金がかかるが、殺せばその場のお金で済むし医療を受けさせるお金よりも安くすむからだそうです。

さらに、タイではヒットマンが5万฿(バーツ)ほどで雇えます。日本円にして20万円以下の金額になります。漫画カイジのセリフにもありましたが、これほどまでに人の命は安いと実感させられます。

一見、文明的で発展された街に見えるバンコクでさえ、そのような現状だということです。海外では命がお金で勘定され、しかも思ったより安いということです。せいぜい人の恨みは買わないように気をつけることにします。

 

タイでもテロ事件が発生

ISISで日本人が殺害された中、タイのバンコクでもテロが発生しました。場所は外国人も多く集まり活気を見せるサイヤムです。私も訪れたことがありますが、若者達が流行のファッションに身を包むバンコクの原宿と言われるエリアです。

犯行に使われたのは小型の爆弾だったらしく、殺傷能力はそこまで高くないとのこと、犯人ついては、つい先日までタイでは政権不安があり軍事クーデターがおきていたので、軍事クーデターに反対するグループや赤シャツグループ(タクシン派)の仕業ではないかということが有力視されていますので、ISISで話題になった件とは別件とされています。ですが、タイでも南部ではイスラム教徒が多く、日々テロ騒動が起きているようなので、そちらの線も拭い切れないようです。

 

海外でテロ・誘拐など明日は我が身

今回の騒動で、あらためて気を引き締めないと怖いなと考えさせられました。情勢不安な地域にいるわけではないですが、何が起きても自分の責任ですので、くれぐれも突飛な行動は慎むべきですね。

 
最後になりますが、中東で被害にあわれたお二人の冥福を心より祈ります。

 

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