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タイのカレーとインドのカレー、各国の国民食カレー事情

私はカレーが大好きです
巷では、「週三日は三食カレーです。」なんていう猛者もいますが、
私は、月に一回は食べたいくらいカレーが大好きです。そんな猛者には敵いません。

日本人にとってカレーは、日本の国民食と言っても過言では無いと思います。
「なにを入れても、美味しくなるから、余った食材でも作れる」
「日持ちする、特に一晩寝かせたカレーは熟成し旨味が増す」
「料理の腕に覚えがなくても誰でも簡単に作れてる」
「適当な分量を作ってしまえば、みんなで食べれる。おかわりも出来ちゃう!」

と言ったように、カレーの魅力を上げれば切りがありませんが、
カレーは一人暮らしの人から大家族の人まで、あらゆる人の味方の料理代表です。

日本のカレーって、どこの国のカレー?

日本人がカレーと聞いて、真っ先に思い浮かべるのは「CoCo壱番屋」とか「お母ちゃんのカレー
かもしれませんが、「インド」といういう人も少なくないはずです。

日本のカレー文化もインドから渡ってきたと考えている方が多そうですが、
実は日本のカレーはイギリスから渡ってきたんです。

もちろんカレーはイギリスの伝統的な文化ではないです。イギリスがインドを植民地としていた時代に
英領インドからイギリスにカレー文化が渡ったという話です。

日本とイギリスも第二次世界大戦前には日英同盟を結ぶ同盟国同士であったので、
インドのカレー文化はイギリスというクッションを挟んで、日本に輸入されたと考えるのが、
自然でしょう。

そのため、インドカレーを食べたことがある人なら分かると思いますが、
インドのカレーは日本のカレーと全くの別物です。

インドからイギリスに渡り、イギリスでイギリス人風にアレンジされたものが、
日本に渡りさらに日本風にアレンジされたわけですから、全くの別物へと変貌した理由も
わかりやすいです。

その後、海軍が曜日感覚を忘れないように毎週給仕されていたカレーが日本人の口にあったのか、
今では日本の国民食のひとつになりました。面白いと思うのが、日本には独自の食文化が
あったのにも関わらず、勝手にカレーを国民食の仲間入りさせてしまったことです。

東南アジア各国で親しまれるカレーの存在

さて、イギリスはかつて英領インドを植民地として支配していたので、インドのスパイスなど
の文化を輸入として本国へ仕入れていた事が理解できます。

インドの植民地時代よりも以前の時代に遡ると、インド系の文化をよく取り入れ学んでいたのは、
ヨーロッパではなく、インドの近隣諸国である東南アジア各国です。

東南アジア各国の文化や言語はインドを手本としている事がよくわかりますが、食文化においても
各国オリジナルのカレー文化があるんです。

インドのカレー

まずは本場インドのカレー。インドでは複数のカレーにナンなどのインド流パンやクレープのようなものを
つけて食べます。インドのカレーは香辛料やハーブの味わいが深いのが特徴で、日本のように複数の具材を
ぶつ切りにしていれるというよりも、1つのカレーに1つのテーマがあるような料理です。
(例:チキンカレー、マトンカレー、エッグカレーなど)

日本のようにお米と合わせて食べる文化は基本的には無いと思います。
ナン以外にもパロタやチャパティーなどを主食とするのが一般的です。

ミャンマーのカレー

ミャンマーのカレーは外見・味ともに一般的なカレーの印象とかなり異なります。
カレーという名前ですが、全く別物の料理として味わったほうがいいでしょう。昔に日本でブームになった
『食べる辣油』のような特性の油の中でぶつ切りの豚足などの煮込んだ料理です。
1つのカレーに対して、複数の小鉢に入った特性の調味料(味噌のような物や干しエビの炒め物)を混ぜて、
ご飯と一緒に食べます。

カレーの印象とは異なりますが、しかしとても美味しい料理ですので、
ミャンマーに遊びに行く際には食べなければ損です。個人的にはこれでお米がナン杯でもいけます。
ミャンマーカレーもやはりミャンマーの国民食のひとつです。

タイのカレー

タイのカレーも、日本やミャンマーと同じように独自の進化を遂げたカレーです。
ココナッツカレーや、トムヤムクン風のタイカレーなどがあります。どれも、基本的にはご飯と一緒に食べる料理というよりはスープという印象が良いと思います。
日本でもグリーンカレーなどは人気の料理ですが、日本のグリーンカレーの味わいと本場の味はかなり異なります。
生姜やレモングラスなどの香辛料がぶつ切りで入れられていたりするので、強烈に健康的な味わいがします。オススメのタイ料理の1つです。

マレーシアのカレー

マレーシアのカレーは、お米を主食としてカレーを食べる点が
日本のカレーとインドのカレーの中間のようなカレーだと思います。

マレーシアはかなり、現代においてもインド系の移民が多い国ですので、本場のインドらしい味わいがありつつ
多文化が混ざりありより深くポピュラーで食べやすくなっていると思います。

インドネシアのカレー(ジャワカレー?)

おまけですが、インドネシアのカレー
インドネシアは日本人にも、バリ島などはとても人気のバカンスエリアです。複数の島から形成される
インドネシアですが、首都のジャカルタや発展した地域が収まっているのはジャワ島です。

ジャワ島と聞くと、日本人の多くが「ジャワカレー」を思い出すかもしれませんが、

・・・・

これ、残念ながらありません。ジャワ島独自のカレー文化というのはなく、
南国風の辛いというイメージを出すためにハウス食品が命名したそうです。
(参考:ジャワカレーの名前の由来を教えてください。)

ちょっとややこしいですね。実際にインドネシアに訪れた際に、
有名なジャワカレーの本場の味を味合わなきゃ!と探して回ったのは私だけでは無いはずです。。。

いろんなカレーがありました

やっぱり日本のカレーが一番!
日本のカレーに慣れていると日本のカレーがベーシックで
他の国のカレーが風味豊かにも感じられるんです。

どの国のカレーもそれぞれの国の独特の味わいがあって素敵です。
各国を旅行する際には、日本では味わえない異国カレーの味を楽しんでください。

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