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インドの性犯罪の危険について注意しておく点+タイでも

インドは性犯罪が多い国だという認識は、多くの方が持っていることと思います。
実際にインドに行ったことがない友人が、僕よりも達者にインドの性犯罪について語っていました。(笑)
「あんな危ない国行けないよ!」とか行ってましたが、君は男だからと…
しかしながら、男だから安心というわけでもない現状もあります。同性愛者にレイプされたというケースも諸外国では少なからずありますので、彼が行きたくないと言ったこともあながち間違っているわけではないです。
しかしながら、彼が言っている事は事実に基づく話や経験に基づくものでなく、大半がWEBのニュースなどで情報が入り乱れた中のキャッチーな部分を仕入れたものであることは、聞きながら感じていました。つまり、ステレオタイプな意見の多くがインドはレイプ大国であるという印象を決めつけている部分があるのかもしれません。

先に断っておくと、私の個人の意見で不用意に「安全だよ」「怖くないよ」とは言えませんし、
はじめに結論から言うと、残念ながら多くの人にとって安全で怖くないというわけではないというのが私の意見ですと、今回お伝えしたいと思います。

実際に、インドは本当に性犯罪の発生率が多いのか?

下記の信頼のおけるソースによる、2014年にまとめられたその年の国民10万人中の性犯罪の発生の割合を示した数値によると、インドは上位の国にランクインしていませんでした。

1.ボツワナ 91.6件
2.スウェーデン 64.9件
3.アメリカ合衆国 36.5件
4.ペルー 28.5件
5.ベルギー 25.7件
~~~
50.タイ 2.3件
~~~
63.日本 1.0件

(参照サイト)

となっています。このグラフを見てわかることは、安全とされる北欧のスウェーデンやアメリカ合衆国なんかは、とても安全と言えない性犯罪の発生率があるということです。日本から一歩、外を出れば外国では身の安全は保証されないということが言えると思います。

さて、インドですが性犯罪の発生率が高いと言われながら、このランキングの上位に食い込んでいいない理由は2つあります。
一つの目の理由は、インドのレイプの発生件数は開示していし、インド自体が全体像を把握もしていないという理由。

二つ目の理由は、これはタイなど他の国にも言えることですが、犯罪の検挙件数つまり警察の捜査能力がとても低いという点です。これは一つ目の理由の”全体像が把握できていない”という点にも繋がります。

一つ目の理由は何もインドに限ったことではなく、中国なんかは犯罪の件数などかわいいくらいで、全ての情報にブラインドを下ろしており、国際社会への開示を拒否しています。(Google Mapで中国大陸を見てみれば、それがよくわかりますね。)
つまりデータ上から言えることはインドの性犯罪の発生件数は高いとはいえないということです。情報を開示していないので、測定そのものができません。また、たとえ開示されている情報があったとしても、インドのような広い国では、且つインド人の適当な捜査能力では、実情を把握することができない。という面もあると思います。ましてインド社会の外側の社会の人間にはけっして実情を知りえません。

例えば、タイは東南アジアの中では比較的に発展している国ですが、そんな国でも2015年の年間の強姦犯罪強姦3,060件中の検挙率は65.5%程度にしか達していません。性犯罪はその事件性から被害を訴える側も消極的です。なお且つこの検挙件数ですと、犯罪を犯した後に雲隠れしている犯罪者が数値以上多いことが伺えます。(ちなみに日本の犯罪の検挙率は警視庁が公式に発表している数値は90%を上回ります。)

多くの人が、生活水準がタイには大きく劣っているインドは、さらに多いのではないかと邪推してしまう傾向はしょうがないのかもしれないです。ですが、やはり数値から見る限りインドの性犯罪の発生件数は多いとは断言できないです。

ではなぜ?インドの性犯罪は多いと思われているのか?

私達が知っている内容から推測すると国際的なニュースとして取り上げられたインドでおきた凶悪な性犯罪事件が、我々の印象を決定づけているという背景があると思います。

2013年2月20日- インド西部マハラシュトラ州で、6歳と9歳、11歳の姉妹3人が性的暴行を受けた後に殺され、遺体が井戸に捨てられる事件が起きたと伝えた。姉妹は14日に行方不明になり、16日に通学かばんや靴と共に遺体が発見された……。 

2013年1月14日- レイプ事件が社会問題化しているインドの東部ビハール州で13日、酒によった男たちに集団レイプされた女性(32)が殺害され、木につるされた状態で見つかった。女性は子供を連れていたところを拉致されて、翌日死体となって発見された。

2012年12月16日- インドの首都ニューデリーで路線バスを装ったバスに乗り、男6人に集団レイプされた女子学生(23)が29日、入院先のシンガポールの病院で死亡した。女子大生はバスから投げ出されたが、半裸状態の彼女を周囲の人は助けもせず、病院への到着まで3時間がかかった。

記事として見ても、本当に身の毛もよだつ様な凶悪な犯罪の多くが「インドは性犯罪の多い国」だと決めている要因であると言えます。
私の所見では、情報が開示されている国の中でもアメリカなどは先進国であるにも関わらず、犯罪に一定の抑止力が持てないのだとすると、遥かに危ないような気がします。日本でも、同様な凶悪犯罪は頻発こそしないものの、報道されずに発生しているのかもしれませんよ。
人は未知の世界に対するおそれがあるものですから、広いインドの中で陰ながら性犯罪などが横行しているのではないかと邪推しているのかもしれないですね。

インド生活の中で感じた点という意味で言えば…

実際に僕は、インドのレイプ犯罪について擁護する側でもなければ、弾劾する立場でもありません。
なので、僕が個人的にインド生活の中で感じた点を述べれば、おそらくインドの性犯罪の発生件数は少なくないと思います。
(数値上はと言っておきながら、右往左往させてしまい申し訳ありませんが、、、)

なぜ僕がそう感じるかと説明するために、まずはインドの文化的な背景をみなければならないものだと思います。

インド人の性犯罪に走ってしまう文化的な背景とは?

インドでは、その文化上の制約で婚前のカップルなどは性交渉はできません。これは文化であるという話ではなく法律で定められている一定の決まりでもあります。また、女性には足など露出を避けるような服を纏うという文化も見られます。海の中に入る時ですらも、服がずぶ濡れになりながら入水します。

このため、インド人の男性はビーチなどで外国人女性が水着などを着ていようものなら、見てわかるほど興奮しています。
中には、集団でビーチにいる外国人女性を取り囲むような状態になっているのを僕も何度か目撃しています。
つまり、彼らは彼らの決まりの中で生活しているだけなら良いのですが、そこにいきなり外からルールを知らない破廉恥な女性が現れることで、性的に興奮してしまい取り返しの付かないような自体になってしまうこともあるということです。
例えば、我々の世界でもいきなり全裸のヌーディスト女性が町中を歩きだしたら、いつもどおりではいられないものだと思います。

また、上述のような居た堪れない自体が許されると言うわけでは断じてありませんが、明らかに計画性を持って犯行に及ぶ凶悪な輩もいます。これにも部分的にはインドの文化が背景にあるのではないかと僕は推測しています。
インド文化のカースト制度の中で、外国人は一番下に入ります。そのためとても不思議な事ですが、婚前の性交渉をインド人女性と行うのは良くないことですが、外国人女性と行うことは特に問題ないという文化があります。倒錯しないように断っておきますが、強姦を承知しているのではなく、お互いの認知のもとで性交渉を行う事が問題ないということです。(他の国ではあたりまえですが。)
そのため、「外国人女性と仲良くしたい。」「両親が決めた許嫁と結婚する前に外国人女性とお付き合いしたい。」と思っているインド人はとても多いと思います。実際僕の周りでは多かったです。
さらに、周知のことかと思いますインド国内では男尊女卑が激しいのも事実です。これは外国人女性に向けたものではなく(外国人はカースト的には下ですが、扱い的に金持ちなので下にされることはほとんどありません。)カーストが下の女性に対してのもになります。
この、「カースト制度」×「男尊女卑」という概念がいまのインドにいる凶悪な性犯罪者の深層心理にあるものかと思います。

インドに行く時に身を守る術は?

1.まず露出は控えて、女性らしくかわいらしく目立とうとしない。
日本人の女性は特にオシャレですので、どこの国にいても日本人女性だとわかります。同じアジア人と見比べても100%わかります。これは、容姿的に似ている中国人や韓国人側からしても自分たちと違う雰囲気だと悟らる場合が多いようです。

2.それから、夜間の外出はできるだけ控える。
インドなどの発展途上国では、日本ほど街頭がありません。田舎に行けばほぼ暗闇の中にいることになる思って下さい。日本でも犯罪の多くはよる行われている事実があります。性犯罪のみならず、多くの犯罪から身を守る方法として、夜間の外出はできるだけ控えましょう。

3.危険が予想される地域には近寄らない。
危険が予測される範囲というのは、外務省が公布している治安情報という意味ではありません。外国で危険が予想される地域とは、ずばり貧困層が多い地域です。これは、地域地域で異なりますので、あまりなんとも言えませんが、「こちらは危ないのではない」とあなたの直感が言う場合はそこには近づかないようにしてください。大切なのは、危険かどうかを常に意識していることです。

4.安易に人を信用しない。
人を騙す人は向こうから近寄ってきます。これはどの国でも100%そうだと断言できます。「Hello~」「Where are you going?」「KONNICHIWA」など話す輩は、犯罪者ではないにしろ、僕は無視します。海外では、気さくでフレンドリーで向こうから擦り寄って来る人間には十中八九で裏がありますので、付いていかないようにしましょう。

5.親しくなった相手でも、簡単には気を許さない。
これはインドに限った話ではありませんが、性犯罪の発生の多くは知り合い同士だと言うデータがあります。だから、何でもかんでも人間不信に陥ろと言っているわけではありません。そもそもインド人は図々しさに置ければ、中国人を抜いて世界一です。仲良くなれば、金を貸せとか、女を紹介しろとか、日本に行かせろとか言ってくるもので、女性の場合はその延長線上で行為を求められるようなケースもあるかもしれないと思いました。
断るのがヘタな日本人なので、親しくなったからと言って、何度もハイハイ頷かずきっぱり「No!」と言えるようにしておきましょう。

実を守るためのギリギリの駆け引き【番外編】

僕がインドに在住時にいた、外国人女性の友人が一度、インド人のリキシャー(トゥクトゥク)の運転手から性的な暴行を受けそうになったことがあったそうです。その時の彼女の切り返しが絶妙だったからため、危険を脱す事ができたという話です。
その切り返しのセリフとは、

「ここじゃ嫌だから、私のホテルに行きましょう。」

です。その後彼女は、ホテルまで言って受付に事情を説明して犯人は御用となったそうです。
さながら峰不二子並ですが、ここまでのスキルは持ち合わせるのは難しいにしろ、緊急時に覚えておくと良い?かもしれません。

インド旅行を前に言えることは

自分の身はやはり自分で守るとしか、言えないですね。こればかりは、なにもインドに限った話でもなく、タイでも外国人所がタイ人男性にレイプされたというニュースを目にはします。
僕はインド人の友人もいますし、インド人も嫌いではないので、魅力がたっぷり詰まった国ですから、早く性的な差別などがない国になって欲しいと祈ります。

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