はじめに
こんにちは。どこから書きはじめたほうがわかりやすいのかすごく悩んだのですが。弊社も Microsoft Translator としていくつかソリューションを提供しています。例えば、一般の方も自由にご利用いただける Web やモバイルアプリで提供しているもの、Cognitive services のひとつとして、アプリケーションやサービスの一部として実装可能な形で提供しているものが代表として挙げられますが、機械翻訳した結果をそのままアプリケーションの実装としてよいかどうかについてはそれぞれのサービスの契約を理解して使用する必要があります。
Windows Subsystem for Linux でも使用している Ubuntu の翻訳について機械翻訳の内容を自分の著作物としてそのままコミットするという行為が問題視されており、翻訳という行為について少し注目するきっかけとなりました。
現在募集中の翻訳プロジェクト
弊社がハンドリングしている OSS の中でも 翻訳者やレビュアーとして参加可能なものに下記2つを見つけることができました。(rioriost さん、いろいろと情報を参考にさせていただきありがとうございました。)
- SQL Tools API service (https://github.com/Microsoft/sqltoolsservice)
- Visual Studio Code SQL Server extension (https://github.com/Microsoft/vscode-mssql)
Visual Studio Code 用の SQL Server extension の翻訳プロジェクトです。いずれのプロジェクトも SQL Server に関する前提知識があるほうが自然な内容になると思います。
下記のサイトで、現在2種類のプロジェクトを実施中です。
https://www.transifex.com/microsoft-oss/
GitHub 等の既存のアカウントでログインすることや、新規にアカウントを作成することが可能になっています。
GitHub の場合上記のような連携画面が表示されます。ログイン後にプロジェクトとして上記2つを選び、あとは翻訳者として承認してもらうのを待つのみとなります。
もし本業に少し余裕があって、この先弊社の製品のまわりを支えている OSS に対して何か貢献したいという思いが少しでもある方はぜひご参加いただき、技術的なご支援をお願いいたします。
但し、もし英語が本当に得意ではなく技術的に貢献できないということであれば、機械翻訳の文章をそのまま投入するような真似はご遠慮いただき、募金等の資金援助(弊社製品まわりではなく、そのほかの OSS でお願いします。)をご検討ください。
(余談)翻訳と拙訳、抄訳、意訳についての私の理解
翻訳については、原文をそのまま訳したもので拙訳については原文をそのまま訳したものに対して、日本人特有の敬語としてへりくだった言い方をしているものとなります。抄訳は全文を訳すものではなく抽出して訳すものです。一語一句抜き出して訳すのが困難な文章に対して使用することが多く、私も時々参考文献を抄訳したものをベースに意見を書いたりしています。
最後の意訳。これは正直、原文無視で意味だけあってればどんな言い回しもしてもよいという内容のもの。小説などの一般的な文章においてたとえば 「How are you? 」を関西弁の「もうかりまっか?」に訳すことを差しますが、技術文書に使うのにはかなりリスクのある言い回しといえます。
翻訳文書はリリースノートやドキュメントで GitHub で管理されている OSS ベースのものであれば、そのライセンス(弊社の場合 MIT License のものが多いです)に準拠する形で fork したり branch を切ったりしてプロジェクトにマージされるように提供します。
いずれの場合にも出典元を開示し、元の文書の著者にも許諾をもらう必要があるのは当然となり、ましてや機械翻訳を直接投入することは避けるべきものでとなります。
本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。
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