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アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カードのメリット・デメリット

言わずと知れたステータスカード、アメックスのプロパー・ゴールドカードが「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」。

バブル期ほどではないですが、今もなおそのステータス性は健在です。

かんたんに特徴をまとめてみました。

アメックスゴールドカードの6つのメリット/特典

アメックスゴールドカードのメリットは大別すると以下の6つ。

  1. デザインがかっこいい/ステータス性抜群
  2. プライオリティパスで世界中の空港ラウンジが無料
  3. 海外旅行保険最高1億円で自動付帯
  4. 高級レストランの食事が一名無料(招待日和)
  5. 限度額が実質無限(デポジットサービス)
  6. 家族カードが一枚目無料

普通のゴールドカードにはつかないような、THEアメックスとも言える豪華な特典が多数。

一つ一つ紹介していきます。

1.デザインがかっこいい/ステータス性抜群

アメックスゴールドの最大の魅力は、そのステータス性

1980年に上陸し、超高難易度の審査とバブル期が相まって、国内では富の象徴に。

当時と比べると敷居はかなり下がったものの、依然として高いステータスを誇ります。

クレマイが独自に実施したアンケート調査でも、かなりの高評価を獲得していました。

  • 券面デザインがかっこいいクレカランキング(ゴールドカード編):第1位
ステータス文化を牽引
ゴールドカードのみならず、プラチナカード・ブラックカードもアメックスが国内初です。
  • プラチナカード:1993年にアメックス・プラチナカードが上陸
  • ブラックカード:2002年にアメックス・センチュリオンカードが上陸

クレジットカードのステータス文化を牽引してきたのが、アメリカン・エキスプレスなんですね。

2.プライオリティパスで世界中の空港ラウンジが無料

さすがはアメックスゴールド。標準的なゴールドカードと比べても空港ラウンジ特典が充実しています。

国内主要空港は同伴者も無料で、さらにプライオリティ・パスを年会費無料で所有可能

国内空港ラウンジ 主要28空港
海外空港ラウンジ 1,200か所以上(プライオリティ・パス)
同伴者 1名まで無料
家族カード会員 無料(プライオリティ・パス発行可能)

プライオリティ・パス年会費無料(ただし年2回まで)

ただし回数制限があり、ラウンジを無料で利用できるのは年2回まで。

3回目以降は毎回$32の利用料金が発生します...。

  • プライオリティ・パス年会費:無料(家族会員も無料)
  • ラウンジ利用料金:年2回まで無料(以降$30)

しかし、家族カード会員もプライオリティ・パスを年会費無料で持てるので、家族旅行がメインなら楽天プレミアムカード(年間利用制限なし)よりもおすすめです。

3.海外旅行保険最高1億円で自動付帯

アメックスゴールドカードには最高1億円の海外旅行保険が付帯。

補償額 保険の対象
死亡後遺障害 5,000万円
(利用:+5,000万円)
死亡・後遺症が残った時
傷害治療 300万円 ケガをした時
疾病治療 300万円 病気をした時
携行品損害 50万円 ケータイやカメラなど所持品を盗難・破損したとき
賠償責任 1億円 他人をケガを負わせた時や他人のモノを壊した時
救援者費用 400万円 入院時・行方不明時の救援者の旅費や探索費用

自動付帯なので、事前に手続きは一切必要なく、カードを持って行くだけでOK

他のゴールドカードと比較しても、補償額はかなり多い方

家族特約ありで子供もOK

海外旅行保険の保険対象は本人のみ。

家族にも保険を適用させるには、家族カードを発行する必要がありますが、それができるのは満18歳以上のみで、子供は別途で保険に加入するのがスタンダードです。

しかしアメックスゴールドでは「家族特約」と言って、19歳未満の子供も保険の対象になります。

補償額は十分なの?
海外旅行保険で最も重要視したい項目は、病気や怪我をした時の治療費(障害治療・疾病治療)。

よく例に出される盲腸の手術でも最大300万円ほどなので、JCBゴールドを持っていれば十分なのかな、と思います。

ただしアメリカなど医療費が高額な地域に行く人は、年会費無料で海外旅行保険が自動付帯する、エポスカードなどとの併用がおすすめです。

エポスカード

年会費無料で海外旅行保険が自動付帯、全国10,000以上の店舗で割引やポイントアップも。
  • 節約◎
  • 海外◎
  • スピード発行
  • 買い物◎
  • 初めて

手荷物無料宅配サービスもあり

さらに「手荷物無料宅配サービス」も付帯。

使えるのは海外旅行からの帰宅時のみですが、空港から自宅までスーツケースを1個を無料で宅配してくれます。(成田・中部・関西の3つの国際空港対応)

自分で配送しようとすると3,000円はかかるので、これは地味に嬉しい特典ですね。

4.高級レストランの食事が一名無料(ゴールド・ダイニング by 招待日和 )

アメックスゴールドでは、高級レストランが2名以上の利用で1名分が無料になるサービスが付帯。(「ゴールド・ダイニング by 招待日和」)

全国200店以上が対象と、店の種類も豊富です。

接待やデート、家族でのディナーなどさまざまなシーンで役立つので、有効活用できればこれだけでも年会費以上の恩恵を受けることは難しくないでしょう。

その他の特典

招待日和の他にも以下のような特典が付帯。

  • オーバーシーズ・アシスト:海外旅行/出張を日本語でサポート
  • 京都特別観光ラウンジ:高台寺塔頭圓徳院のラウンジが無料
  • ゴールド・ワインクラブ:ワインの相談をプロにできる
  • プリファード・ゴルフ:プリファード・ゴルフ(通常約3万円)の年会費が無料

正直なところ、頻繁に使うかと言われると否ですが、困った時の助け舟にはなりそうですね。

5.限度額が実質無限(デポジットサービス)

アメックスゴールドに限らず、アメックス発行のカードでは口座に事前入金(デポジット)することで、限度額を増額できます。

「実質的な利用可能枠=カードの利用限度額+デポジット」となるので、限度額は実質的に無限

海外旅行や結婚式、自動車の一括購入、ビジネスシーンなどなど、高額な出費でもアメックスのデポジットサービスを利用すれば、カード払いできポイントも貯められます。

6.家族カードが一枚目無料

アメックスゴールドの家族カードは年会費13,200円とかなり高めです。

しかし、1枚目に限っては無料

以下のように、本カード会員に匹敵する特典を受けられるのでかなりお得ですよ。

  • プライオリティ・パスの年会費無料(年2回まで無料)
  • 最高5000万円の海外旅行保険

アメックスゴールドカードの5つのデメリット/注意点

アメックスゴールドカードのデメリットは大別すると以下の5つ。

  1. 年会費が31,900円(税込)と高額
  2. 通常ポイント(ANAマイル)還元率は低め
  3. 審査難易度が高い(年収400万ほどは必要か?)
  4. アメックスブランドは加盟店が少なく使い勝手△
  5. ETCカードの発行手数料が有料

発行まえに確認しておきましょう。

1.年会費が31,900円(税込)と高額

アメックスゴールドカードの年会費は31,900円(税込)とかなり高額。

他のゴールドカードと比べても3倍ほどと、もはや一般的なプラチナカードに近い金額ですね。

年会費(税込) 申し込み条件 必要年収目安
楽天ゴールドカード 2,200円 20歳以上 100万円
MUFGカード ゴールド 2,095円 18歳以上 100万円
エポスゴールドカード 5,000円
(招待で無料)
20歳以上 100万円
JCB GOLD EXTAGEカード 3,300円 20代限定 200万円
三井住友カード プライムゴールド 5,500円 20代限定 200万円
dカード GOLD 11,000円 20歳以上 250万円
楽天プレミアムカード 11,000円 20歳以上 250万円
JCBゴールド 11,000円 20歳以上 300万円
三井住友カード ゴールド 11,000円 30歳以上 300万円
Amazon Mastercard ゴールド 11,000円 20歳以上 300万円
アメックスゴールド 31,900円 20歳以上 400万円
ダイナースクラブカード 24,200円 30歳以上 400万円

かといって、ポイント還元など実益で元を取るのはかなり難しいので、コスパが高いカードとは言えません。

ステータス面(サービスも)など、目に見えない価値を感じられるか次第です。

2.通常ポイント(ANAマイル)還元率は低め

交換先にもよりますが、アメックスゴールドの基本還元率は0.3%〜。(100円につき1メンバーシップリワードポイント)

必要最小P 交換後(円分)
Tポイント 3000 1000
楽天スーパーポイント 3000 1000
ANAマイル 2000 1000
Amazonギフト 3000 1000
iTunesギフト 3000 1000
Google Playギフト 3000 1000
JCBギフト 3000 1000
nanacoギフト 1500 500
ファミマお買い物券 1500 500
ローソンお買い物券 1500 500
全国百貨店共通券 3000 1000

楽天カード(1.0%)など、いわゆる“高還元率カード”と比較すると半分以下と心許ない様子。

交換先も少なく、パッとしないポイントプログラムですね。

メンバーシップリワードプラスに登録で交換レートアップ

ただメンバーシップリワードプラスに登録すれば、交換レートが大幅に改善

未登録 登録済み
ANAマイル 2,000ポイント→1,000マイル
(マイル還元率0.5%)
1,000ポイント→1,000マイル
(マイル還元率1.0%)
その他提携航空会社 2,000ポイント→1,000マイル
(マイル還元率0.5%)
1,250ポイント→1,000マイル
(マイル還元率0.8%)
航空会社 1ポイント→0.3円 1ポイント→1円
ホテル旅行代理店 1ポイント→0.3円 1ポイント→0.8円
旅行関連以外 1ポイント→0.3円 1ポイント→0.5円

さらに有効期限が無期限に。

そして下記の対象店舗で利用すれば3倍ポイントが貯まるようになります。(ボーナスポイントプログラム)

  • Yahoo! JAPAN(ヤフーショッピング/PayPayモール.etc)
  • iTunes Store/App Store
  • JAL公式ウェブサイト(航空券/ツアー.etc)
  • HISの公式ウェブサイト(航空券/ツアー/ホテル.etc)
  • アメリカン・エキスプレス・トラベルオンライン(航空券/ホテル/レンタカー.etc)

年会費3,300円(税込)と有料なのが気になるところですが、利用額が多い人は登録したほうがいいです。(特にマイルを貯めたい人)

ANAマイルを貯めたいなら...
ANAマイル交換に限って言えば、敢えてアメックスゴールドを選ぶ必要はなし。

同じアメックス発行のカードでも、お勧めできるカードがいくつかあります。

SPGアメックスカード ポイントの有効期限、マイルへの交換上限もなく、1.00~1.25%という高還元率でANA/JALを含む多くの航空会社マイルに交換できる最強カード。
アメックス・スカイトラベラー ANAを含む15社のマイルへ交換できる優れモノ。移行上限や手数料もなく、ポイントも無期限なのでじっくり貯められる、トラベラーのためのカード。
ANAアメックスゴールド ポイント有効期限も交換上限もなく、常時1.0%のANAマイル還元率。ショッピングだけでなくフライトにも強い頼れるゴールドカード。

アメックスゴールドを発行するかは、やはり券面デザイン/ステータス性で決めるのが一番ですよ。

3.審査難易度が高い(年収400万ほどは必要か?)

バブル期には富豪の象徴ともされたアメックスゴールドカード。

審査基準が大幅に見直されはしたものの、400万円ほどの年収は必要そうです。

  • 20代:350万円前後
  • 30代:400万円前後

ただ2019年4月に「アメックスプラチナカード」も直接申し込み可に。(それ以前はインビテーション制)今後アメックスゴールドの審査基準はさらに下がっていくと推測できそうです。

4.アメックスブランドは加盟店が少なく使い勝手△

VISA/MasterCard/JCB/American Expressの4種類から選べる楽天カードのようなクレジットカードもありますが、アメックスゴールドはその名の通りアメックスのみ。

高いステータス性で人気を誇るアメックスですが、富裕層向けなためか加盟店は都市や先進国に加盟店が集中。

VISAやMastercardと比較すると加盟店数やシェア率は圧倒的に少なく、アメックス一枚で海外に行くには不安が残ります。

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日本国内だけならアメックスでOK

JCBとアメックスは加盟店を相互開放しているので、アメックスでもJCB加盟店で使うことができます。

日本発の国際ブランドということもあり、国内のほとんどのカード決済可能店舗はJCBに対応。(15〜20年前まではJCBしか使えない店も多かったみたいです。)

海外では不安が残るアメックスでも、国内ではさほど不便に感じることはないでしょう。

VISAやMastercardも1枚持っておきたい
すでにVISA・Mastercardのクレジットカードがある人は、ANAアメックスカードを発行してOK。

そうでない人は、別途でどちらかのブランドを持っておけば、どこでも使えて便利ですよ。

VISA・MasterCard 国内外どんなところでも利用できる
JCB・AMEX 日本では問題ないが、海外では使えるところが少ない

5.ETCカードの発行手数料が有料

ETCカードは年会費無料。最大5枚まで発行できます。

ただし発行手数料が935円かかることには注意。

  • ETCカード年会費:無料
  • ETCカード発行手数料:935円(税込)
  • ETCカード解約金:無料

別途で、手数料・年会費など諸々の費用が全くかからないETCカードを持つのもアリですね。

アメックスゴールドカードのよくある質問

アメックスゴールドカードに関するよくある質問に、Q&A形式で回答していきます。

  • アメックスグリーンとどっちがい?
  • アメックスプラチナのインビテーションは届くの?
  • セゾンアメックスゴールドとの違いは?
  • メタルカードはあるの?

Q.アメックスグリーンとどっちがい?

もっともスタンダードなアメリカン・エキスプレス・カード(通称アメックスグリーン)。違いを表にまとめてみました。

アメックスカード アメックスゴールド
年会費
(税込)
13,200円 31,900円
家族カード年会費
( +税)
6,600円 13,200円
海外旅行保険 最高5,000万円 最高1億円
空港ラウンジ - プライオリティ・パス
その他サービス - ゴールド・ダイニング
by 招待日和(.etc

アメックスグリーンのデメリットは旅行保険。病気や怪我に対する補償額が低いので、一枚では不十分です。

ただ、他はレストランなどの優待サービスがついていない程度なので、以下のような基準で判断すると失敗しないはずですよ。

  • 年会費を抑えたい→アメックスゴールド
  • 審査に自信がない→アメックスグリーン
  • ステータス重視→アメックスゴールド
  • 海外旅行/出張によく行く→アメックスゴールド

Q.アメックスプラチナのインビテーションは届くの?

アメックスゴールドを使い続けていると、ワンランク上のプラチナのインビテーションが届くこともあります。

ただし、2019年よりアメックスプラチナも直接申し込みOKに。

とはいえ審査難易度はかなり高いので、「アメックスグリーン→アメックスゴールド」同様、アメックスゴールド→アメックスプラチナを目指すのが確実ですよ。

Q.セゾンアメックスゴールドとの違いは?

アメックスゴールドとよく比較されるのがセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレスカード

セゾンゴールドアメックス アメックスゴールド
年会費
( +税)
11,000円 31,900円
家族カード年会費
( +税)
1,100円 13,200円
海外旅行保険 最高5,000万円 最高1億円
空港ラウンジ 国内主要空港ラウンジ 国内主要空港ラウンジ
プライオリティ・パス

クレディセゾン発行のため、年会費は安く抑えられていますが、券面はアメックス特有のセンチュリオン(百人隊長)。

サービスやステータスはやはり本家に劣るものの、コスパを追求するならセゾンアメックスがおすすめですよ。

Q.メタルカードはあるの?

メタルカードを発行できるのはアメックスプラチナ/センチュリオンのみ。

現状アメックスゴールドでは不可です。

日本 アメリカ
アメックスゴールド ×
アメックスプラチナ

ただアメリカでは2019年にゴールドでもメタルカード発行可になったので、近い将来日本上陸の可能性もありそうですね。

総評:ステータス性重視なら

このページではアメックスゴールドカードの特徴をメリット/デメリットに分類して紹介しました。

最後に重要なポイントをおさらいしておきましょう。

  • かっこいい/ステータス性抜群
  • プライオリティパスで世界中の空港ラウンジが無料
  • 海外旅行保険最高1億円で自動付帯
  • 高級レストランの食事が一名無料(ゴールド・ダイニング by 招待日和 )
  • 限度額が実質無限(デポジットサービス)
  • 家族カードが一枚目無料
  • 年会費が31,900円(税込)と高額
  • 通常ポイント(ANAマイル)還元率は低め
  • 審査難易度が高い(年収400万ほどは必要か?)
  • アメックスブランドは加盟店が少なく使い勝手△
  • ETCカードの発行手数料が有料

日本のハイステータスクレジットカードの文化を牽引してきたアメックスゴールド

旅行保険やラウンジなど、サービス面では他の追随を許さないものの、ポイントプログラムは正直いまいちです。

発行するかは、やはり券面デザイン/ステータス性で決めるのが一番ですよ。



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