多額のお金を持ち歩かなくともショッピングやレストランでの食事など様々な決済ができ、利用によってポイントも貯まるクレジットカード。リクルートカードも数あるクレジットカードの中の1枚です。
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リクルートカード
- 節約◎
- 買い物◎
リクルートカードというと、一般的には「高いポイント還元率」や「電子マネーの使い勝手が良い」が有名で、年会費無料カードの中でもかなり高い評価を受けています。
しかし、リクルートカードにはこれらの魅力の他にも豊富な特典やサービスなど多くの魅力が備わっています。
今回は、
- リクルートカードの概要
- リクルートカードの5つの魅力
- リクルートカード利用時の注意点
について詳しくご紹介していきます。クレジットカードを選ぶ際の参考にしてみてください!
リクルートカードの基本的な概要
クレジットカードの発行を検討する際は、まずはそのカードについて具体的なイメージを持つことが重要です。
ただ目の前の特典や入会キャンペーンだけを見てクレジットカードを選ぶと、後に失敗する原因にもなり兼ねません。
最初に、リクルートカードに関する基本的な概要から見ていきましょう。
リクルートカードってどんなカード?
リクルートカード
- 節約◎
- 買い物◎
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
---|---|---|---|
無料 | 無料 | 1.20~3.20% |
- ホットペッパーやじゃらんをよく利用する
- EdyやモバイルSuicaをお得に使いたい
- 年会費無料で高還元率のカードがほしい
- メリット
- デメリット
- 基本ポイント還元率が1.2%と年会費無料カードではトップクラス
- リクルート関連サービスでの利用は最大4.2%
- Edy、nanaco、Suicaチャージでポイント付与の優秀なチャージクレカ
- 年会費無料ながら海外、国内の旅行保険が利用付帯
- 家族カード、ETCカードも年会費無料で発行可
- 審査基準が易しく、学生やアルバイトでも申し込みできる
- 敷居は低めなのでステータスは高くない
- 楽天カード等のようにランクアップ先がない
- ポイントの使い勝手が賛否両論あり(Pontaポイントに等価交換でき、さらにdポイント等へも交換できるが少し手間)
- Amazonや楽天での利用では他の年会費無料×高還元率カードに軍配が上がる
- ETCカードの発行手数料が1,000円+税かかる(JCBは無料)
リクルートカードは、三菱UFJニコスまたはJCBが発行しているクレジットカードです。後に紹介する3種類の国際ブランドによって発行元が異なるカードであり、JCBの場合はJCB、それ以外の場合は三菱UFHニコスということになります。
年会費0円のクレジットカード
クレジットカードには保有コストである「年会費」がかかる場合もあります。ゴールドカードやプラチナカードは数万円以上の年会費がかかるカードもありますが、リクルートカードは年会費が無料なので費用を掛けずに発行することができます。
無料で一定の特典を持つカードを持てることからも、かなりお得なカードだと言えるでしょう。二枚目以降のサブカードとしても非常に人気があります。
VISA/MasterCard/JCBから国際ブランドを選べる
先述のとおり、リクルートカードは以下の3種類の国際ブランドの中から自由に選択することができます。
- VISA
- MasterCard
- JCB
国際ブランドはなんとなく選んでしまう方も多いですが、リクルートカードの場合は「VISA/MasterCard」と「JCB」の間でいくつか異なる点があります。
それぞれメリット・デメリットがあるため、自分のライフスタイルに合った国際ブランドを選ぶのがおすすめです。
リクルートカードのVISA・MasterCardとJCBの違い
リクルートカードのVISA&MasterCard/JCB両者の主な違いは、追加カードに関するものや、チャージした時にポイント還元される電子マネーです。具体的な比較として、以下の2つの表を見てみましょう。
追加カードの発行 | VISA・MasterCard | JCB |
---|---|---|
ETCカード発行手数料 | 1,000円 | 無料 |
銀聯カードの発行 | 可能 | 不可 |
電子マネーチャージ時のポイント還元 | VISA・MasterCard | JCB |
---|---|---|
nanaco | 〇 | 〇 |
モバイルSuica | 〇 | 〇 |
楽天Edy | 〇 | チャージ不可 |
SMART ICOCA | 〇 | チャージ不可 |
QUICPay | 利用不可 | 〇 |
上記の表を見てわかる通り、電子マネーや銀聯カードの発行をしたい場合には「VISA」「MasterCard」を選び、QUICPayの利用またはETCカードを無料発行したい場合には「JCB」を選ぶといいでしょう。
リクルートカードは2枚持ちが可能
どうしても両方の国際ブランドの特典を享受したい場合は、リクルートカードを2枚持ちすることもできます。いずれにせよ年会費は無料なので、手続きの手間さえ乗り越えられるのであれば、最初から2枚申し込んでみるのもありかもしれません。
後述しますが、両者に貯まるポイントを1つのポイントに統合することもできるため、ポイントが分かれて猥雑になったり損する心配はありません。
新規入会キャンペーンも
現在かなり多くのクレジットカードが発行されていますが、その競争を勝ち抜くために多くのクレジットカードには「新規入会キャンペーン」というものがあります。
- 新規入会で〇ポイント
- カードの初回利用で〇ポイント
- 指定されたものをカードで支払いで〇ポイント
カードやキャンペーン期間によって内容はまちまちですが、上記のようなものが多いです。リクルートカードも積極的に新規入会キャンペーンを実施しています。
たとえば初回執筆時点(2018年の6月末)のリクルートカード新規入会キャンペーンの内容は、
- 新規入会で1,000ポイント
- カードの初回利用で2,000ポイント
- 携帯料金の支払いで3,000ポイント
と、合計6,000ポイントを獲得できるキャンペーンを開催していました。リクルートポイントは1ポイント1円なので、6,000円分のポイントを得られることになります。
基本情報はこのあたりにして、次項からはリクルートカードの5つの魅力を見ていきましょう。
- 高いポイント還元率
- 電子マネーへのチャージが◎
- 充実した付帯保険
- ポイントの使い道は人によっては便利
- 家族カードやETCカードも発行可能
リクルートカードの魅力1:高いポイント還元率
リクルートカードの魅力のひとつめは、なんといっても「他に見られない高い通常ポイント還元率」。
当然ですが還元率が高ければ効率的にポイントを貯められるので、年会費無料のクレジットカードとしては高く評価されるべき点でしょう。
最高レベルのポイント還元率:1.2%
一般的なクレジットカードのポイント還元率は0.5%前後が平均的で、そこからある特定のサービスや店舗を利用することで優遇されるシステムのカードが多いです。
しかし、リクルートカードの基本還元率は驚きの1.2%。年会費が無料のクレジットカードの中でトップレベルの還元率だと言えるでしょう。
カードの種類 | 基本還元率(特典等によって変化) |
---|---|
楽天カード | 1% |
エポスカード | 0.5% |
Orico Card The Point | 1% |
ヤフーカード | 1% |
イオンカードセレクト | 0.5% |
リクルートカード | 1.2% |
上記を見ても、やはりリクルートカードの基本ポイント還元率は年会費無料カードの中でも頭一つ抜けていることがわかりますね。
長い目で見ることが重要
ポイント還元率はその差が0.5~1%がほとんどであり、数字的にはかなり小さなものです。クレジットカードを発行する方の中には「たかがこの程度の差…」と考える方もいるでしょう。
ただ、クレジットカードは基本的に毎年変更する類のものではありません。自分に合うカードを発行で来たら、10年単位で利用する可能性もあります。
例えば0.5%と1.0%のカードがあるとして、1,000円利用した場合の差はわずか5円です。
しかし10年以上利用すると考えると、1年に50万円の利用でも500万円以上は利用することになります。その場合の差額は25,000円。あくまで年に50万円の利用の場合であるため、人によってはさらに多い差額になることもありますよね。
リボ専ではなく支払い方法を選べる
リボ払い専用のクレジットカードは、基本的に通常のクレジットカードよりもポイント還元率が高い傾向があります。(リボ払いの手数料が売上計上できるため)
ただ、せっかく高還元率であってもリボ払いによる手数料が取られてしまい、総合的に見るとそれほど高い還元率ではなくなるケースもあります。
リクルートカードは高還元率カードでありながら、一括払いや2回分割払いといった手数料のかからない支払い方法も選択可能です。
リクルート関連サービスでさらにアップ!
リクルートカードはそもそもの高還元率に加えて、リクルート関連サービスを利用する場合はさらに還元率が高くなります。
- じゃらんnet
- じゃらんゴルフ
- ホットペッパービューティ
- ホットペッパーグルメ
- ポンパレモール
- SUUMO
代表的な関連サービスには上記のようなものがありますが、それぞれのサービス利用時により多くのポイントを獲得できます。
例えばじゃらんnetで宿泊ホテルを予約した場合には料金の2%が還元。さらにリクルートカードで決済することで、3.2%まで上がります。
ホットペッパーグルメでも、予約人数×50ポイントが貯まるなど幹事の方にはとてもおすすめですね。
オンラインショッピングが特にお得
特にお得なのが、オンラインショップ「ポンパレモール」の利用です。全ての品を3%以上の還元率で購入することができ、期間限定のキャンペーンでは最大20%にまで上がることもあります。
決済時にリクルートカードを利用することでさらに還元率を高めることができるため、オンラインショッピングを普段からする方にはピッタリのカードであると言えるでしょう。
リクルートカードの魅力2:電子マネーへのチャージが◎
リクルートカードの魅力として挙げられることも多いのが「電子マネーへのチャージでも高還元でポイントが貯まる」という点。
現金を持ち歩かずに、細かな買い物などを身軽にこなしつつポイントまで貯めることができる電子マネー。一度使うと便利で手放せないですよね。
Apple Pay(アップルペイ)に対応
ApplePayはiPhone7から付帯した機能ですが、Androidのおサイフケータイと同様に携帯が財布代わりになるサービスです。
電子マネーやクレジットカードを携帯に登録することで、iPhone端末のみでのタッチ決済が可能となります。
ApplePayはあくまでカードを登録して携帯を財布化できるサービスで、QUICPayは後払い方式の電子マネーそのもの。QUICPayはnanacoやSuicaなどと異なり、チャージせずにクレジットカードのように利用できますが、これをApplePayに登録することでカードを持ち歩く必要もなくなることになります。
リクルートカードはApplePayに登録可能?
リクルートカード(JCB)はQUICPayを利用でき、手軽に買い物を楽しむことができます。
しかし、実はリクルートカード(VISA)であればApplePayにカードを登録できるため、実質どちらでもあまり変わらない状態とも言えるでしょう。
利便性の高い電子マネーチャージでもポイント付与
先述したとおり国際ブランドによってチャージできる電子マネーは異なりますが、QUICPayの他にもチャージによってポイントを獲得できる電子マネーがあります。
基本的には電子マネーへチャージして利用することで以下の2つのポイントをダブル獲得できます。
- リクルートポイント
- 電子マネーポイント
電子マネーへのチャージにリクルートカードを利用してリクルートポイント、そして電子マネー決済によって各電子マネーのポイントが貯まる、ということですね。
nanacoへのチャージ
リクルートカードから電子マネー・nanacoへチャージすることによるポイント還元率は1.2%。コンビニでnanacoを利用している方は、チャージを現金ではなくリクルートカードからチャージするとお得です。
ただし、チャージによってポイントが付与される上限金額は他の電子マネーを含めて月に3万円までなので注意が必要です。
QUICPay nanacoとは?
QUICPay nanaco(クイックペイナナコ)というカードもあり、これはJCBブランドを選んだ場合にしか発行できない電子マネーカードになります。
nanacoのサービスとQUICPayのサービスが一体になったカードであり、チャージ不要でnanacoポイントとリクルートポイントを貯めていくことが可能です。nanacoポイントは還元率が1%であるため、総合還元率は2.2%ですね。
nanacoが利用できる店舗に加え、QUICPayの加盟店でもnanacoポイントを貯めることができるのも魅力的ですね。一回の利用額は2万円が限度なので大きな買い物はできませんが、コンビニや普段のちょっとした買い物の時に役立つでしょう。
楽天Edyへのチャージ
楽天Edyへのチャージによるポイント還元率も同様に1.2%です。また、楽天Edyでの支払いによって0.5%の楽天スーパーポイントも貯まるため、総合還元率は1.7%となります。
JCBブランドのリクルートカードは対応外なので、Edyチャージに利用したい場合はVISAかMasterCardを選ぶ必要があります。
モバイルSuicaへのチャージ
モバイルSuicaへのチャージによる還元率も1.2%になります。モバイルSuicaを利用することで0.5%~1%のSuicaポイントも貯まるため、総合還元率は1.7%~2.2%に。
交通機関以外でもSuicaを利用したり、電車での移動が多い方は現金ではなくリクルートカードからのチャージがオトクですね。
リクルートカードの魅力3:充実した付帯保険
リクルートカードは年会費無料にも関わらず、しっかりと充実した保険が付帯されているのも特徴です。
年会費無料のクレジットカードには旅行保険が付帯していないカードも多いですが、リクルートカードは国内外の旅行保険が付帯されています。
年会費無料カードなのに国内・海外旅行保険が充実
リクルートカードには以下のような保険が付帯しています。
国内旅行損害保険(利用付帯)
保険の種類 | 最大限度額 |
---|---|
死亡 後遺障害 | 1000万円 |
国内では健康保険や各種補償を受けることができるため、海外旅行よりも項目は少なくなっています。