2019年はキャッシュレス化がさらに加速する一年。
クレジットカードに各種電子マネー、さらにはスマホ決済…キャッシュレス戦争は玉石混交な状態でわかりづらいですよね。
しかし、実はクレジットカードを主軸に考えれば意外と分かりやすいです。
今回は2019年のキャッシュレスの波を乗りこなすことを前提に考えて、
- クレマイ編集部が2019年にオススメしたいクレジットカード3選
- キャッシュレス化の渦中で注目したいクレジットカード
これらをご紹介します。便利な使い方まで書いたので長くなってしまいましたが、少しずつでも読んでいただければ嬉しいです。
2019年のおすすめクレジットカードの3条件
日本国内で数百種類以上あるクレジットカード。
クレマイ編集部が2019年にオススメしたいクレジットカードの条件は以下の3点です。
- 電子マネーやスマホ決済との連携に強い
- あなたにとって明確な存在意義がある
- 年会費無料&高還元率など、幅広い人に持ちやすい
まずは一つずつ簡単に見ていきましょう。
1.電子マネーやスマホ決済との連携に強い
基本的にクレジットカードがあれば多くの場所でキャッシュレス決済はできますが、「わざわざカード決済したくないな…」という会計シーンもありますよね。
そんなときにも便利なのが電子マネー、あるいはApple PayやQRコード決済などのスマホ決済サービスです。
電子マネーやスマホ決済サービスとの連携に強いクレジットカードを選んでおくと、社会全体でキャッシュレス化が進んでも利便性の高さを保持できるでしょう。
2.あなたにとっての明確な存在意義がある
クレジットカードには、後払いできる/ポイントが貯まる/社会的信用の証明になる/保険サービスなどなど、さまざまな機能が備わっています。
それだけに、適当に選んでしまうと機能を活かせず持ち腐れになってしまうことも。
- 日々のネットでの買い物でポイントを貯める
- よく使う電子マネーとの相性が良くて便利
- 旅行保険も付いているからお守りになる
こんなふうにクレジットカードの用途を明確にすることで、日常に彩りを与えてくれますよ!
3.年会費無料&高還元率など、幅広い人に持ちやすい
年会費無料なら、持っていてかかるのは管理の手間だけ。(最近はクレジットカード管理アプリで楽々ですが)
そして、仮にApple Payをメインに使うなら、ポイント還元率が高いカードを登録した方が単純にオトクですよね。
このようなクレジットカードは「サブカード」としても重宝するので、多くの人にとってキャッシュレス化の頼もしいパートナーになってくれるでしょう。
2019年に編集部が注目するクレジットカード(図解)
2019年に編集部が注目しているクレジットカード、電子マネーやスマホ決済との連携を簡単に図解にしてまとめてみました。
キャッシュレスの年と言われる2019年、各クレジットカードがどんな強みがあるのか、一枚ずつ見ていきましょう。
おすすめ1.オリコカードザポイント
Orico Card THE POINT
- 節約◎
- 電子マネー
- 買い物◎
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
---|---|---|---|
無料 | 無料 | 1.00~2.00% |
- Amazonをよく利用する
- 年会費無料の高還元率カードがほしい
- QUICPayやiDを使いたい
- ポイントの使い道が多い方がいい
- メリット
- デメリット
- 通常1.0%の高いポイント還元率
- Amazon等の大手ECサイトで2.0%以上も
- 数多くの共通ポイント、JALやANAマイル、Amazonギフト券など交換先が多種多様
- iDとQUICPayを両方搭載する稀有な一枚
- Apple PayやGoogle Pay、楽天ペイも利用可
- ETCカードや家族カードを無料で発行可
- 審査基準が比較的やさしい(学生や主婦も可)
- 券面がブラックで高級感がある
- 還元率アップ対象の実店舗はない
- ポイント有効期限が1年と短い
- 旅行保険は付帯されない
- ポイントアップの通販はオリコモール経由が必要(面倒な場合はJCBカードWが◎)
- Amazonより楽天派は楽天カードの方がお得
クレマイ編集部が2019年にかなりオススメするクレジットカードが「オリコカードザポイント」。
iDとQUICPayをダブル搭載
2019年はますます社会への浸透スピードが加速すると思われるキャッシュレス決済ですが、オリコカードザポイントはここでも大きな魅力があります。
その最たるはポストペイ型(チャージ不要)電子マネーの「iD」と「QUICPay」を両方ともカードに内包している点。
iDやQUICPayを別カードとして発行できるクレジットカードはたくさんありますが、カードに搭載している券種は意外と少ないです。
主な電子マネー搭載クレジットカード | |
---|---|
楽天カード | 楽天Edy搭載 |
三井住友クラシック dカード等 |
iD搭載 |
JCB一般カード等 | QUICPay搭載可能 |
ビュー・スイカカード等 | Suica搭載 |
イオンカードセレクト | WAON搭載 |
セブンカード・プラス | nanaco搭載 |
オリコカードザポイント | iD/QUICPay搭載 |
これを見ればオリコカードザポイントの優秀ぶりが伺えるでしょう。
iDとQUICPayをダブル搭載していると良いことあるの?
iDとQUICPayは仕組み自体は非常に似ていますが、使える店舗は異なります。
なので尚更「あれ?この店はiD…じゃなくてQUICPayか。それならカードでいいや…」ということも起こり得ます。
しかし、両方とも搭載していれば次のようなことも可能に!
- iDかQUICPayに対応している店舗ならどこでも使える
- それでも対応していない店舗はカード決済
どれを使ってもポイントは「オリコポイント」に一極集中するので、高還元率でざくざく貯まるのが魅力的です。
キャッシュレス全般に強い
iDとQUICPayのダブル搭載だけでなく、オリコカードザポイントはキャッシュレス決済全般に強いクレジットカードです。
以下の表をご覧ください。
オリコカードザポイントのキャッシュレスパワー | |
---|---|
カード決済 | MasterCardなので世界中で使える (JCBも選択可能) |
電子マネー 搭載 |
iDとQUICPay両方 |
電子マネー チャージ |
Edy、nanaco (ポイント付与対象外) |
スマホ決済 | Apple Pay Google Pay 楽天ペイ |
キャッシュレス生活に役立つ三種の神器、「カード決済」「電子マネー」「スマホ決済」すべてを兼ね備えているのが分かりますね。
マスターカードはVISAに次いで世界シェア2位、あらゆるところで使える国際ブランドです。
もちろんいま話題のPayPayや、MasterCardなら楽天ペイでも使えます。
オリコポイントは優秀なポイントプログラム
オリコカードザポイントの利用によって(あるいはiDやQUICPay決済でも)貯まる「オリコポイント」。クレジットカードのポイントプログラムとしてなかなか優秀です。
有効期限が1年間と短めなのがネックですが、主要の共通ポイントに等価交換できます。(例:1,000オリコポイント=1,000Tポイント)
実質ほとんど何でも揃ってしまう
楽天市場とかAmazonって、今や買えない商品を探す方が難しいですよね。
たとえば以下のようにオリコポイントを使うと、欲しい商品の購入に充てることが可能です。
- 楽天ポイントに交換→楽天市場で欲しい商品の購入に充当
- Amazonギフト券に交換→Amazonで欲しい商品の購入に充当
他にもiTunesギフトコードやGooglePlayギフトコードに交換してスマホゲームの課金に充てるもよし、nanacoやEdyのギフト券に交換してコンビニでのキャッシュレスライフを充実させるのもいいでしょう。
ANAマイルとJALマイル両方に交換できる!
クレジットカードのポイントプログラムは、JALマイルかANAマイルのどちらか一方のみ交換できるポイントが多いです。(楽天ならANA、MUFGならJALなど)
ANAマイル⇔JALマイル間は交換できないという事情もあり、オリコポイントは両者のマイルに交換できる稀有な存在でもあります。
- 1,000オリコポイント→600ANAマイル
- 1,000オリコポイント→500JALマイル
マイル交換レートは決して高くありませんが、移行手数料は必要ない上に元々のポイント還元率が高いので、旅行好きにとっては選択肢としてアリでしょう。
Orico Card THE POINT
3つのデメリット
完璧なクレジットカードは存在しません。オリコカードザポイントにも当然ながらデメリットはあります。
クレマイ編集部としてはオリコカードザポイントはデメリットを補って余りあるカードと評価できますが、使い方は人それぞれ。つまり、使いこなすには以下のデメリットを「理解する」か「補完できる代替プランを用意する」のが吉でしょう。
1.旅行損害保険が付帯しない
年会費無料のクレジットカードにはありがちですが、オリコカードザポイントは旅行損害保険が付帯していません。
特に海外旅行をする機会のある人は、オリコカードザポイントとは別に旅行損害保険が付帯されたクレジットカードを持つのがオススメです。
年会費無料のカードでも旅行保険が付くカードもあるので、複数枚持ちが賢い選択と言えるでしょう。
2.実店舗のポイント特約店がない
多くのクレジットカードには、ポイント還元率がアップする実店舗があります。
たとえば以下の表のように複数の提携店舗がある場合もあれば、イオンカードのようにイオン系列の店舗でオトク!という場合も。
楽天カード | 楽天ポイント加盟店 |
---|---|
JCBカードW | JCB ORIGINAL SERIESパートナー |
ヤフーカード | Tポイントカード加盟店 |
リクルートカード | Ponta加盟店(一体型ではない別途pontaポイントカードが必要) |
オリコカードザポイントは実店舗でのポイント特約店がありません。
しかし、ネット通販においてはオリコモールというサイトを経由することで数倍以上のポイント還元率になります。
それだけでも十分な価値があるカードですが、徹底的にポイント獲得を効率化したい人は、以下のような方法もオススメです。
- オリコカードザポイントをネット通販メインのカードにする
- よく行く店舗ではより還元率の高いカードを持つ(dカードならローソンで5%OFFなど)
ただここまでやると管理も大変になるので、そこはトレードオフですね。
とにかくオリコカードザポイントは「ネット通販はよく利用するけど特定のサイトは決まっていない」という人におすすめの一枚です。
3.入会キャンペーンの獲得難易度が高め
オリコカードザポイントは最大8,000ポイントと大きめの新規入会キャンペーンを実施しています。
ただし内訳は以下のようになります。
- 入会で1,000ポイント
- Smart THE POINT キャンペーンで最大5,000ポイント
- マイ月リボ新規登録キャンペーンで最大2,000ポイント
Smart THE POINTキャンペーンは「発行から2~3ヶ月以内に10万円以上を利用する」という前提条件つきで、下記のアクションをするとそれぞれに応じて付与されます。
携帯電話料金の支払い | 1,500オリコポイント |
---|---|
電気料金の支払い | 1,000オリコポイント |
キャッシング枠の設定 | 1,000オリコポイント |
オリコアプリのダウンロード&ログイン | 500オリコポイント |
iD QUICPay の利用(利用金額合計1,000円以上) | 500オリコポイント |
家族カード入会 | 500オリコポイント |
詳しくはこのページでは割愛しますが、8,000ポイントすべてを無条件で得られるわけではないので注意しましょう。
※キャンペーン内容は変更する可能性があります。くわしくは公式サイトをご覧ください。
ネット通販用クレジットカードとしても定評のあるオリコカードザポイント。ポイント還元の高さやポイントの使いやすさに大きな強みがあるので、日々の買い物がオトクになる所有コストゼロのサブカードとして最適です。ポイントはANAとJAL両方のマイルに交換可能なのも◎。iDとQUICPayのダブル搭載もこのカードだけ。
おすすめ2.JCB CARD W
JCB CARD W
- 節約◎
- 買い物◎
- 初めて
初年度年会費 | 2年目~年会費 | 還元率 | 電子マネー等 |
---|---|---|---|
無料 | 無料 | 1.00~5.50% |
- お得カードを持ちたい39歳以下の人
- Amazonをよく利用する
- QUICPayやApple Payも使いたい
- セブンイレブンによく行く
- メリット
- デメリット
- プロパーながら通常ポイント還元率1.0%
- Amazonやセブンイレブンなど多くのシーンで2.0%以上の超高還元率
- 年会費無料なのに海外旅行保険が付帯
- ETCカードや家族カードも無料
- 男女ともに定評のあるデザイン
- 女性向けの特典や保険を追加できる「JCBカードW PLUS L」も
- QUICPayと相性抜群、Apple Payなども利用可
- 申し込みは39歳以下&WEB限定
- 利用明細はWEBやアプリのみ
- ANA、JAL両マイルに交換できるがレートは少し低め
- VISAやMasterCardと比べると海外では使えない地域も
- 敷居は低めなのでステータスは高くない
クレマイ編集部が2019年にオススメしたいクレジットカードの二枚目は、JCB CARD W。
2017年10月に登場した比較的新しいJCBのプロパーカードなので認知度は高くありませんが、かなりの強みを持っている一枚です。
認知度は低め。でも能力が高い一枚
JCBカードと聞くと、やはりまだまだJCB一般カードやJCBゴールドカードあたりを連想する人が多い印象です。
JCB一般カード
- 海外◎
- スピード発行
- 電子マネー
- 初めて
JCBゴールドカード
- スピード発行
- ステータス
しかし最近のキャンペーンやプロモーション状況に鑑みても、JCBとしても今後はかなりJCB CARD Wに力を入れていくのでは?と考えられます。
そもそも能力自体は非常に優秀なカードですからね。
年会費無料&高還元率カードの一角へ
保有コストがかからず買い物でポイントが貯まるクレジットカードなら、利用者にとっては得でしかありません。(リボ払いやキャッシングは例外ですが)
- 若者:初めてのクレジットカード
- ミドルエイジ:節約、あるいは利便性のためのサブカード
このように幅広い層に重宝されるカードと言えば「年会費無料」、そしてポイント還