ユーザー数500万人を突破、ゴールドカードながら人気の高い「dカード GOLD(ゴールド)」。
dカード GOLD
- 節約◎
- 高コスパ
2,000人に聞いたクレジットカードランキングでも、多くの一般カードを抑えて総合人気7位。平均満足度では1位でした。
高還元率カード、使いやすいdポイントなどdカードGOLDの利点はさまざまですが、その最たるは「ドコモユーザーなら携帯料金の10%をポイント還元」の特典。
ただ、一部の人の間で「最悪」・「騙された」といった口コミも…。
「10%還元で年会費の元が取れるか分からない」という場合は、とりあえず年会費無料のdカードにするのもおすすめです。
dカード
- 節約◎
- 電子マネー
- 買い物◎
広範な店舗でかなりの高還元率、さらにドコモユーザーならケータイ補償や毎月ケータイ料金の1%還元も。
このページでは、実際に筆者がdカードゴールドを利用して、悪評の原因となっている10%ポイント還元特典の注意点やデメリットをまとめました。
すでにdカードゴールドをお持ちの方はもちろん、dカードゴールドの発行をするべきか悩んでいる方は必見ですよ!
dカードゴールドの10%ポイント還元特典は「最悪」「騙された」の口コミが多い?
ユーザーはdカードゴールドの10%ポイント還元特典のどんなところに腹を立てているのでしょうか?
Twitter上での口コミを見て行きましょう。
悪い口コミは10%ポイント還元特典に集中
低評価の口コミを調べてみると、dカードゴールドのある代表的な特典に対する不満が集中していました。
その特典こそが“毎月のドコモのケータイ/「ドコモ光」ご利用料金の10%ポイント還元”です。
dカードゴールドの10%還元とは?
特典の内容は上記の言葉通りですが、一応解説しておきます。
dカードゴールドを持っていれば、以下のドコモ関連の料金に対して10%のdポイントが毎月もらえるよ、というもの。
- ドコモのケータイ料金
- ドコモのインターネット回線「ドコモ光」の利用料金
「年会費1万円の元を取れる!」という旨をドコモ側がプッシュしていることもあり、多くの人がこの特典を目当てにdカードゴールドを発行しています。
10%分のポイントが貰えない人が続出
一見すると非常にお得な気がしますよね。どこにも文句のつけどころが無いようにも思います。
しかし不満を唱えるdカードゴールドユーザーの多くが「10%もポイント貰えていない!」と怒り心頭のようなんです。
10%分のポイント還元がされない口コミ
dカードゴールドに変えて初めてのポイント加算。
ゴールド会員会費10,000円、
ポイント700×12=8,400pt・・・やばい、マイナスです。
なんか算定誤った??? pic.twitter.com/Nb2avceeQF— アルパカくん【ポイント】 (@arupakakunpoint) 2019年3月10日
旦那のカード、dカードのゴールドに変えてもらったけど、ポイントあんまり貯まってないな
旦那とポイント共有だと思ったけど違うのかな??— はり (@harinoi) 2019年3月11日
dカードゴールドのドコモ利用料金の10%がポイントバックっていう還元サービス
これ誇大広告だと思う
勘違いしてる人絶対多い
毎月10000円越えてるから1000ポイント貰えて年間12000ポイントで元は取れるって計算してる人絶対多い— 銀たまご。 ポン円に殺された。銀祭り前夜昼夜 (@tamayorozu) 2019年3月11日
dカードゴールドでポイントが10%還元されない!?原因と注意点
なぜ、10%分のポイントが貰えていないと感じるのでしょうか?原因と注意点を解説していきます。
原因は10%還元の対象外があること
10%還元がきっちりされていない理由はいたって単純。
ポイントが付与されない利用料金があるからなんですね。dカードゴールド公式ホームページには以下のような記述があります。
各種割引サービス適用後の基本使用料、通話・通信料、付加機能使用料の金額となります(ただし、FOMAサービスの利用金額のうちFOMA位置情報/FOMAユビキタスサービスにかかる基本使用料および通信料は除きます)。各種手数料、電報料、コンテンツ使用料/iモード情報料、コレクトコール通話料、ケータイのご購入代金分割支払金/分割払金、ドコモ口座による利用代金(送金依頼額および利用料)、消費税、「ケータイ補償サービス」「ケータイ補償 お届けサービス」ご利用時のお客さまご負担金、「ドコモ光」事務手数料・工事料および光訪問サポート利用料など1回ごとにお申込みが必要となるサービスなどはdポイント進呈の対象外となります。
これだけ見てもわかりにくいですね…。
ざっくり説明すると
簡単に説明すると、10%還元の対象になるのは以下の料金だけ。
- 基本使用料:カケホーダイプランなど
- 通話・通信料:有料通話の代金
- 付加機能使用料:パケホーダイプランなど
消費税やケータイ本体の分割代金、d払いなどなどその他の料金は全て対象外になるんです。
そのため実際にドコモに毎月支払っている料金のわりに、もらえるポイントが少ないと感じるんですね。
筆者が体を張ってdカードゴールドの罠を体験
上記の説明では、あまり「騙された」と感じる要素が少ないですね。公式サイトにも明記されていることですし、、、。
しかし、掘り下げていくとさまざまな「落とし穴」があるんです。
実際に筆者が「ドコモのケータイ×dカードゴールド」で実験した結果を元に、解説していきます。
5,544円払っても1ポイントも貰えなかった
2019年1月のドコモのケータイ料金は5,544円。
単純に10%還元なら、約500ポイントをもらえると思いますよね。
しかし実際には、特典は一切適用されず、1ポイントも貰えませんでした。
内訳を見ればわかる
この原因は内訳をみるとわかります。
基本使用料 | 1,700円 |
---|---|
通話料・通信量 | 18円 |
パケット定額量 | 2,700円 |
その他のご利用料金 | -4,494円 |
代金分割支払 | 5,520円 |
消費税 | 400円 |
そもそも以下の二つはポイント付与の対象外。
- ケータイ本体の「代金分割支払」
- 消費税
対象となるのは、基本使用料・通話料・通信量・パケット定額料の4つの料金です。
しかし、これらの料金(合計4,418円)がさまざまなドコモの割引サービスでまるまる打ち消されているので、10%還元の対象になる支払いが0円と見なされてしまったんですね。
注意点は3つ
少し、10%ポイント還元の罠が見えてきましたね。
どうやら「携帯本体の分割払い料金」と「割引サービス」がかなり邪魔しているみたいです。
今回の実験で、ポイントが全く付与されなかった原因は以下の3つ。
- ケータイ本体の「代金分割支払」は10%ポイント還元の対象外
- 割引が10%ポイント還元対象の基本料金から行われる
- 支払いの一部をdポイントで行った
これらを「注意点」としてまとめていきます。
注意点1:ケータイ本体の分割払い代金は10%特典の対象外
昨今のスマホは高機能と引き換えに、本体代金がとっても高いですよね。
ざらに10万円以上するので、分割払いで支払っている人も多いと思います。
しかし、機種代金は10%ポイント還元の対象外。思ったよりもポイントが貯まっていないのはこれのせいかもしれません。
dカードゴールド、審査通ったけど、
携帯代内¥3300は、本体分割代金だから、10%対象外だと…
見事¥9000を大幅に下回る結果に…
キャンペーンキャッシュバックがあるから、一年目は、まぁ、いいとするか汗
しかしポイントでケチの血が騒いでしまった所痛いな…
携帯代も安くなるらしいし、来年切替やな— 『希望』探索中… (@MadDog0307) 2019年3月9日
12万円のスマホを分割払いした場合は…
例えば12万円のスマホを24回払いにした場合、月々支払う機種代金は5,000円。
ケータイの基本料金が6,000円だったとすると、1ヶ月あたりにもらえるポイントは以下のようになります。
実際の支払い代金 | 11,000円(基本料金+分割払い代) |
---|---|
実際に付与されるポイント | 600ポイント(基本料金の10%還元のみ) |
毎月11,000円支払っていても、実際には600ポイントしか貯まらないんですね
1,100ポイント貯まると勘違いしていた人からすると、大きな乖離が生まれてしまっていますね。
ドコモユーザーの筆者の場合
筆者もドコモでiPhone XSを分割払いしています。
毎月5,000円以上支払っていますが、これには全くポイントが付与されていないんですね。
なんだか悲しくなります…。
注意点2.月々サポートでポイントが激減
ドコモでは購入した機種に応じて、毎月の利用代金から割引が行われる「月々サポート」というサービスがあります。
「実質本体代金無料!」のような話を聞いて申し込みをした人も多いのではないのでしょうか?
しかし、この「月々サポート」が10%ポイント還元特典のメリットを大幅に阻害しています。
ポイントが貯まりにくい…と感じている人の多くは、この「月々サポート」が原因のはずです。
dカードゴールド。利用料金の10%ポイントなら楽に元取れると、月払い額で考えたら大間違いだった。月々サポートの額は入らない。まあこれは借金返してるだけだから当然だけど、そのほかの規制は理解できない。騙された感つよいよ。よいしょツィート多いな。
— なつのなか (@glasspoem) 2019年1月16日
基本料金から割引される
その理由は、月々サポートの割引の対象が「基本料金」だからです。
ご購入月の翌月を1か月目とし、最大24か月間、ご購入機種に応じた「月々サポート割引額」を毎月のご利用料金から割引きます。
10%ポイント還元の対象になるのは「基本使用料・通話料・通信量・パケット量」の代金の基本料金のみでしたね。
ここから割引されてしまうので、当然もらえるポイント数も激減してしまいます。
月々サポート分は決して、分割払い料金から割引されるわけではありません。
- 間違い:携帯電話の分割代金が割引される
- 正解:基本料金から割引される
注意点3.携帯料金をdポイントで支払うと損
ドコモの携帯料金はdポイントで支払うこともできます。
しかし、これがとっても損。絶対にやめておいた方がいいです。
dポイントで支払ってみると…
考え方としては「月々サポートの割引」が損なのと同じ。
筆者の場合は、手持ちのdポイント2,943円分をすべてケータイ料金の支払いに当てました。
これは当然10%還元対象の基本料金から引かれます。
つまりdポイントで支払っても全くポイントが貯まらないばかりか、本来もらえるはずだった200〜300ポイントを貯め損ねていることになるんです。
携帯料金の支払いに充てなければいいだけの話で、使い勝手がいいポイントであることには変わりありません。
10%のポイント還元特典のその他の落とし穴(デメリット)
dカードゴールドの10%還元特典に対する「悪評」の原因は主に、「還元の対象外がわかりにくい」ことにありました。
しかし、他にもいくつか注意するべきデメリットがあります。
- ポイントの取りこぼしが多い
- 家族分の携帯料金は家族カードを発行しないと適用外
- dカードゴールドで携帯料金を支払うと損
- dポイントのステージ判定が改悪
これから説明する内容は公式サイトに明記されていることですし、発行後にブーブー文句を言うのもナンセンスだと思うので、事前に把握しておきましょう。
デメリット1.ポイントの取りこぼしが多い
10%還元特典は正確に言うと、「1,000円につき100円のポイントが付与される」です。
これがなぜデメリットなのかと言うと、“切り捨てられるポイントが多い”んですね。
999円以下の端数は全て切り捨て
利用料金ごとに付与されるポイントを表にしてみました。
利用代金 | 付与されるポイント |
---|---|
5,000円 | 500ポイント |
5,500円 | 500ポイント |
5,999円 | 500ポイント |
6,000円〜6999円 | 600ポイント |
7,000円〜7,999円 | 700ポイント |
5,000円でも5,999円でも付与されるポイント数は500ポイント。999円以下の端数は全て切り捨てです。
“思ったよりもポイントが貯まりにくい”という不満が生まれる原因は、ここにもありそうですね。
デメリット2.家族分の携帯料金は家族カードを発行しないと適用外
dカードゴールドの本カード1枚で10%還元特典の対象になるのは本人分の携帯料金のみ。
奥さん(旦那さん)や子供の携帯料金は対象外です。
つまり、家族の携帯料金を10%ポイント還元させるには、家族カードを発行する必要があります。
ただ意外と「家族の携帯料金がポイント付与されなかった!」と怒っている人が多いのもまた事実。
おそらく、「家族でドコモユーザーならお得!」という文言だけ覚えて注意点をよくよく見なかったんでしょうね。
家族カードは2枚目以降は有料
家族カードの年会費は以下の通り。
- 1枚目:無料
- 2枚目:1,000円(+税)
奥さん(旦那さん)だけでなく、子供の分まで家族カードを作ったら必ず年会費が発生するわけです。
ただやはり、10%還元を天秤にかけたらお得なので、家族カードは発行した方がいいと思います。
18歳以下の子供がいる場合は注意
家族カード申し込み条件は18歳以上。
18歳以下は家族カードを発行できないので、当然ながら10%ポイント還元特典も対象外となってしまいます。
お子さんが中学生や高校生の場合は、その金額分を差し引いて損益分岐点として判断しましょう。
- 子供が18歳以上:夫+妻+子供の携帯料金が9,000円以上で年会費の元を取れる
- 子供が18歳以下:夫+妻の携帯料金が9,000円以上で年会費の元を取れる
デメリット3.dカードゴールドで携帯料金を支払うと損
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