日本国内でダントツの人気を誇る楽天カード、そしてそのワンランク上に楽天ゴールドカードがあります。
「楽天ゴールドカードが楽天カードよりもお得!」と聞いたけど、何がどうお得なのかわかりませんよね。
そこでこの記事では楽天カードと楽天ゴールドカードを徹底比較し、楽天ゴールドカードがお得になる損益分岐点を探っていきます。
楽天カード | 楽天ゴールドカード | |
---|---|---|
年会費 | 無料 | 2,000円 (税別) |
楽天市場での ポイント還元率 |
3% | 5% |
空港ラウンジ | 利用不可 | 国内29ヶ所 海外ハワイ・韓国の2ヶ所 |
利用限度額 | 100万円 | 200万 |
紙の利用明細 | 82円 | 無料 |
ETCカード年会費 | 500円 (税別) |
無料 |
券面 | シルバー | ゴールド |
楽天カード→楽天ゴールドカードに切り替えを検討している人・どちらにするか迷っている人、は必ず参考になりますよ!(切り替え方法とキャンペーンについてはこちら)
楽天ゴールドカードにする2大メリット
楽天カードと楽天ゴールドカードの大きな違いは以下の3つです。
楽天カード | 楽天ゴールドカード | |
---|---|---|
年会費 | 無料 | 2,000円 (税別) |
楽天市場での還元率 | 3% | 5% |
空港ラウンジ特典 | なし | 国内主要29空港 |
年会費が2,000円(税別)と有料になった分、楽天ゴールドカードでは「楽天市場で5%」と「空港ラウンジ」の2つの特典が追加されています。
1.空港ラウンジを無料で使える
楽天ゴールドカードでは、国内主要29空港とハワイ・韓国の空港ラウンジを無料(年2回まで)で利用できます。(くわしくは公式サイト「楽天ゴールドカードで利用可能な空港ラウンジ」)
2018年8月以前までは「年2回まで無料」の制限がなかったので「改悪された」と言われていますが、年会費の割にかなり強い特典であることは変わりないでしょう。
しかも改悪だけでなく、世界38カ国でのサポート「トラベルデスク」が新設され、改善もありました。
楽天よく利用するから、楽天カード→楽天ゴールドカードにしよっと。
いやほら、ポイント5倍になるし。
ほら、空港ラウンジ使えるし。ちょっとゴールドでイキりたい訳じゃないですよ!決して!#ただの自己満ですw
— ザブロー@アフィリーマン「20万の壁の巻」 (@zabroow) 2019年2月4日
いわゆるカードラウンジというもので、ソフトドリンク無料・WiFi完備。(那覇の空港ラウンジではシークワーサージュースが無料)
空港に早く着きすぎても、ゆったり休憩できますし、充電も完備なので仕事もできますね。
それはさらにワンランク上の楽天プレミアムカードのことです。
楽天プレミアムカード
- 高コスパ
- 海外◎
- 電子マネー
高級空港ラウンジを使い放題の“プライオリティパス”に興味がある人は、併せて検討してみましょう。(くわしくは「楽天プレミアムカードと比較」で後述。)
2.楽天市場でのポイント還元率が3%→5%にアップ
楽天カード特典の代名詞と言える、「楽天市場でのポイントアップ」。(SPUプログラム)
楽天カード | 楽天ゴールドカード | |
---|---|---|
通常時の還元率 | 1% | 1% |
楽天市場での還元率 | 3% | 5% |
普通の楽天カードでも3%とかなりの高還元率なんですが、楽天ゴールドではさらに+2%の5%還元に。
楽天市場をよく使う人は、この特典だけで年会費の元を簡単に取れてしまいます。(くわしくは「損益分岐点」で解説)
年会費が2,000円(税別)かかるのがデメリットだが…
楽天ゴールドカードの唯一のデメリットが、年会費が2,000円(税別)かかること。
楽天カード | 楽天ゴールドカード | |
---|---|---|
本カード年会費 | 無料 | 2,000円 (税別) |
家族カード年会費 | 無料 | 500円 (税別) |
ETCカード年会費 | 500円(税別)(条件付き無料) | 無料 |
しかし、先述した2大メリットで、年会費以上の恩恵を受けられれば、楽天カードよりもお得になりますよ!(くわしくは「損益分岐点」で後述。)
楽天ゴールドは年会費格安ゴールド
楽天ゴールドカードはいわゆる“年会費格安ゴールド”。
他のゴールドカードと比べると空港ラウンジや海外旅行保険はそこまで充実していませんが、圧倒的に安いです。
年会費 | 特徴 | |
---|---|---|
年会費格安ゴールドカード | 無料〜2,000円 | 保険内容やサービスは一般カードよりも少しいいくらい |
ヤングゴールドカード | 3,000〜5,000円 | 20代だけが発行でき、年会費こそ安めだが、サービス内容は標準的なゴールドカードに遜色なし |
標準的なゴールドカード | 10,000円〜 | 空港ラウンジ・旅行傷害保険が充実 |
ハイステータスなゴールドカード | 20,000円〜 | ステータス性が高く、カード会社ごとにオリジナルのサービスも付帯 |
楽天ゴールドは家族カードが有料
楽天カードは家族カードも無料です。
しかし、楽天ゴールドは家族カードの年会費が500円(税別)と有料。
せっかく本体の年会費が安くても、家族が多ければ意外と維持費がかかりそうです。(くわしくは「家族カードを発行した場合」で後述。)
楽天ゴールドはETCカードが無料
楽天カードではETCカードの年会費が500円(税別)かかるのに対し、楽天ゴールドでは無料。
年会費無料のETCカードが主流のこのご時世、ここの楽天ゴールドが一歩リードです。
ただし、楽天会員ランクが「ダイヤモンド会員」「プラチナ会員」になれば、通常の楽天カードでもETC年会費が無料にはなります。
それでは、「損益分岐点」をみていきましょう。
楽天ゴールドカードの損益分岐点は月9,000円以上
それでは、どのような人が楽天カードよりも楽天ゴールドカードを発行した方がお得になるのか、損益分岐点を探っていきます。
- 楽天市場の利用額だけで考えた場合
- 家族カードを発行した場合
- ETCカードを発行した場合
- 空港ラウンジを使う場合
実際に発行することを想定して、ケースを細かく分類して考察してみました。
楽天市場の利用額だけの場合
楽天市場でのポイント還元率は楽天カードが3%に対して、楽天ゴールドカードは5%でしたね。
年間11万円以上楽天市場で買い物をすると、貯まるポイント数の差は2,200ポイントに。
- 楽天カード:3,300
- 楽天ゴールドカード:5,500ポイント
これが損益分岐点です。
つまり、月々にして9,000円以上楽天市場で使うなら、年会費より多くのポイントが貯まるので、楽天ゴールドカードのほうがお得になります。
最近では、ふるさと納税だって楽天市場からできちゃいます。
一昔前まではサイトがごちゃついてて使いづらかった楽天市場ですが、最近はかなり改善されてむしろ使いやすくなっているので、“Amazon派”の人も一度覗いてみるいいですよ。
家族カードを発行する場合
楽天カードの家族カードが無料なのに対して、楽天ゴールドでは500円(税別)の年会費がかかりましたね。
つまり、家族カードの発行枚数が増えるにつれて、損益分岐点も上がっていきます。
家族カードの発行枚数 | 損益分岐点(楽天市場での利用額) |
---|---|
0枚 | 9,000円/月 |
1枚 | 11,250/月 |
2枚 | 13,500円/月 |
3枚 | 15,750円/月 |
4枚 | 18,000円/月 |
5枚 | 20,250円/月 |
※家族カードは最大5枚まで発行可能
ただ家族カードでも、楽天市場で5%ですし、空港ラウンジを使えるので、それを考慮するとお得になると言えるでしょう。
ETCカードを発行する場合
楽天カードではETCカードの年会費が500円(税別)だったのに対して、楽天ゴールドでは無料でしたね。
確かに、楽天カードでもETCカードの年会費を無料にする方法もあるんですが、そうでない場合は損益分岐点は下がります。
- 楽天カードのETCカード年会費が無料の場合:損益分岐点は9,000円/月(楽天市場での利用額)
- 楽天カードのETCカード年会費が500円(税別)の場合:損益分岐点は6,750円/月(楽天市場での利用額)
空港ラウンジを使う場合
空港ラウンジを使う人は、損益分岐点はさらに下がります。
楽天ゴールドカードで使える空港ラウンジは、通常は1回あたり1,000円(税別)。
残念なことに利用回数に制限があり、無料になるのは年間2回までですが、2回使えば2,000円(税別)分の出費を抑えられるわけです。
空港ラウンジ利用回数 | 損益分岐点(楽天市場での利用額) |
---|---|
0回 | 9,000円/月 |
1回 | 4,500円/月 |
2回 | 0円/月 |
損益分岐点も上記のようになり、年会費の元を取るのはかなりイージーになります。
細かい点でも楽天ゴールドが有利
細かい点でも楽天ゴールドのほうが楽天カードよりも優れています。
例えばこんな感じですね。
- 紙の利用明細書が82円→無料に
- 最大利用限度額が100万→200万にアップ
- 券面がシルバー→ゴールドに
楽天市場のヘビーユーザーはかんたんに年会費をペイできることはもちろん、その他にもゴールドカードらしい恩恵が受けられますよ。
使い勝手の良い楽天カードがパワーアップしたゴールドカード。空港ラウンジが使えるほか、楽天市場で3.0%→5.0%になるので、単純計算で毎月9,000円以上を楽天市場で買い物するならこちらの方がお得ですね。コスパが非常に高いので、ステータスよりも実益重視の方におすすめの一枚です。
楽天ゴールドカードと楽天カードの違いを徹底比較
楽天カードと楽天ゴールドカードの違いを一覧表にしてみました。
楽天カード | 楽天ゴールドカード | |
---|---|---|
年会費 | 無料 | 2,000円 (税別) |
楽天市場でのポイント還元率 | 3% | 5% |
空港ラウンジ | 利用不可 | 国内28ヶ所 海外ハワイ・韓国の2ヶ所 |
利用限度額 | 100万円 | 200万 |
紙の利用明細 | 82円 | 無料 |
ETCカード年会費 | 500円 (税別) |
無料 |
券面 | シルバー | ゴールド |
楽天市場での還元率や空港ラウンジ以外にも違いがあるので、6つの点を