このサイトではビジネスフォンの様々な故障が発生する原因と対処法をご紹介していますが、今回は「落雷」が原因の故障がテーマです。
ビジネスフォンは勿論、パソコンなどの精密機械にとって雷は天敵。
自分の建物の近くで落雷があったとき、パソコンや電話機が故障した経験をお持ちの方もおられるのではないでしょうか。
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ということで、ここからは落雷が原因でビジネスフォンが故障する仕組みと、その対策法をご紹介いたします。
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目次
- 1.落雷が原因でビジネスフォンが故障する仕組み
- 2.ビジネスフォンで行うべき落雷対策法！落雷対策グッズを活用しよう！
- 3.まとめ
１、落雷が原因でビジネスフォンが故障する仕組み
近年、環境の変化によって天候が急変することも多く、夏場ではゲリラ豪雨など、いつ雷が発生するのか予測が困難。
実際に落雷による人体への被害や、ビジネスフォンが故障するケースは多いといいます。
一般的に落雷による被害が発生する原因は以下の2種類。
- 直撃雷：雷が直接建物や避雷針に落ちることで過電流が機器の電気系統に侵入する被害
- 誘導雷：建物の周囲に落雷して発生した過電流が、電話回線などを伝わって機器の電気系統に侵入する被害
このように、直接落雷の影響を受ける、間接的に影響を受けるかの違いですが、大きなビル以外の建物に雷が直撃するのは稀。
そのため、オフィスでビジネスフォンやPCなどの故障に大きな影響を与える原因は「誘導雷」のほうです。
誘導雷でビジネスフォンが故障する仕組み
自分の建物に雷が直撃しなくても周囲に雷が落ちた場合、付近に強い電流が発生し電力線を通して建物内の電源コンセントへ侵入。
そして、ビジネスフォンの主装置にも誘導雷が侵入、さらに主装置と電話機を繋げるモジュラーケーブルまで電流が伝わり、ビジネスフォンが故障する流れで被害が発生してしまいます。
その際、主装置が故障してしまうとすべての機能が停止してしまい、修理できれば良いのですが、最悪新たに購入する必要が出てきてしまいます。そうなれば被害額は大きくなってしまい、何十万円~百万円単位の損失が出る可能性もあるのです。
2、ビジネスフォンで行うべき落雷対策法！落雷対策グッズを活用しよう！
前項で、落雷が原因によるビジネスフォンの故障被害を説明しましたが、最悪のケースでは損害額が大きく、さらに電話が不通になればビジネス上にも多大な損失を与えてしまいます。
このようなことにならないためにも、ビジネスフォンや主装置の落雷対策は重要！
まず、簡易的な対策法は、雷特有のゴロゴロという音が聞こえてきたら主装置の電源をOFFにしてコンセントを抜くというもの。
これで、誘導雷の被害はなくなります。しかし、いつ発生するのか分からないのが現実。
就業時間内であれば即座に対応できるものの、万一早朝や夜間に雷が発生したら対応しようがありません。
ビジネスフォンの誘導雷対策で利用したい落雷対策製品
そこで、有効活用したいのがビジネンフォン用の落雷対策グッズであり、以下の2タイプの製品が広く利用されています。
- 落雷対策アダプター
- 雷サージ対応電源タップ
ビジネスフォンの落雷対策製品でおすすめは、「㈱白山」の以下の2製品。
サンダーカットハイブリッド
ビジネスフォンの主装置など、基幹の情報通信機器の落雷対策に最適。設置工事費込みで2万円前後と比較的安く取り付けられます。
この製品は「バイパスアレスタ法」と「耐圧トランス法」を採用し、誘導雷をバイパス（迂回）させた上で耐圧トランスにより遮断する技術を併用した信頼性の高い製品です。
多回線用サンダーカット
オフィスなどで利用する複数の通信回線を必要とする情報通信端末の落雷対策に最適。ネジ端子による接続で、使いやすいのが特徴。
通信回線や電力線から侵入する誘導雷をサンダーカット（避雷器）へバイパスし、ビジネスフォンなどの故障を防ぐ雷防護装置です。
ADSL回線／アナログ回線用、ISDN回線用から選択でき、それぞれ2回線用と4回線用が用意されています。
以上の2つの製品を取り付けているだけで、誘導雷の被害を最小に防いでくれます。
ただし、直撃雷は過電流の影響が大きいため、対策グッズを取り付けていても故障する可能性があるので、雷が自分の建物に直撃しないように願うしか方法はありません。
3、まとめ
落雷による被害は、直撃したときをイメージしがちですが、オフィスでは誘導雷によるパソコンやビジネスフォンの被害が数多く発生しています。
誘導雷とは、自分の建物の周囲に落雷したとき、その付近一帯に強い電流が発生し、電力線を通して建物内の電源コンセントへ侵入して発生する被害です。
そのため、ご紹介した落雷対策製品を事前に取り付けておく必要があり、取り付けているだけで誘導雷の被害を未然に防ぐことができます。
雷サージ対応電源タップはネット通販で手頃な価格で購入できるので、何も対策していないときは早急に取り付けておくことをおすすめします。
