便利な決済手段でもはや手放せないクレジットカード。
実用性はさることながら、ステータスを示すことにも役立ちます。
「アメックスゴールドカード」がステータスの代名詞だったのは一昔前の昭和の話。
平成が終わろうとする2019年。次の元号に備えて持っておくべきハイステータスカードをランキング形式で発表します。
ハイステータスなクレジットカードの概要
まずはハイステータスカードがどんなものか、どうやったら手に入れられるか概要を見ていきましょう。
ハイステータスのクレジットカードってどんなもの?
クレジットカードには「ランク」というものがあり、「一般カード<ゴールドカード<プラチナカード<ブラックカード」とランクに比例してステータスも高くなります。
バブル期にアメックスゴールドカードがステータスの代名詞であったためか、「ゴールドカード=高ステータス」と認識していた人が多いと思いますが、今やかなり手の届きやすいクレジットカードに。
安定した所得がある正社員であれば基本的に発行できます。
一方そのさらに上に位置するプラチナやブラックは取得難易度がかなり高く、きらびやかな券面や豪華なサービスが付帯。
現代のハイステータスカードとして王座に君臨しています。
ランク | 年会費の目安 | 審査を通る目安 | 主な特典の特徴 |
---|---|---|---|
一般カード | 無料~3,000円 | 学生や新社会人 | 特定のサービス利用で還元率が上昇 |
ゴールドカード | 10,000円~30,000円 | ある程度勤務年数を重ねた社会人 | 空港サービスや海外での手厚いサポート |
プラチナカード | 20,000円~100,000円 | 年間利用金額が数百万以上の社会人 | 専属コンシェルジュサービス |
ブラックカード | 100,000円~ | 高い年収や地位、社会的信頼がある方 | カードの限度額の指定がない |
発行にはカード会社からのインビテーションが必要
今回紹介するプラチナカードやブラックカードではカード会社からのインビテーションが必要なものです。
インビテーションとは和訳すると「招待」。
つまり、カード会社に優良顧客と認められれば「招待」が届き、カード発行が可能なのです。
タイトルは30代となっていますが、40代・50代の方が読んでも非常に参考になると思いますよ。
まずはワンランク下のカードで利用実績を積もう
招待を受けるには各カードの条件をクリアする必要がありますが、まずは「ひとつ下のランクのカードを計画的に利用していく」といいでしょう。
というのも基本的に、カードのインビテーションは一つ下のランク会員に届くようなシステムに。
ハイステータスカードをもつメリット
空港ラウンジや付帯保険、コンシェルジュサービス、高級レストラン優待のような特典はもちろん付帯。
加えて、
- 利用限度額が個人で設定できる
- ホテルまたは飛行機などの自動グレードアップ
など、最上位ステータスであるブラックカードならではの特典も見られます。
ポイントを高級車などに交換できるとったサービスも見られ、まさに最高峰のカードであると言えるでしょう。
あなた自身のエフィカシーを高められる
クレマイ編集部では、充実したサービス以外の面にハイステータスカードを持つメリットがあると考えいています。
それは「わたしはブラックカード(プラチナカード)を持っている!!」という感情そのものです。
ハイステータスカードはごく少数の富裕層向けのクレジットカード。所有しているだけで誰からも一目置かれ、真にお金持ちへの仲間入りができると言えるでしょう。
さらに経営者の方はあなた自身のエフィカシーを高めることができ自覚や使命感、モチベーションに繋がるなど年会費以上の効果を得ることが期待できます。
ハイステータスなクレジットカードランキング1〜8位
クレマイ編集部が厳選したハイステータスなブラックカード・プラチナカードは全部で8種。
- アメックスセンチュリオンカード
- LUXURY CARD Gold Card
- ダイナースクラブプレミアム
- JCB THE CLASS
- スルガ VISA Infinite
- 楽天ブラックカード
- ポルシェカード
- アメックスプラチナカード
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
他のクレジットカードの審査難易度は以下の記事にまとめてあります。
1位.アメックスセンチュリオンカード
- カードがチタン製の究極に高ステータスなカード!
- パーソナル コンシェルジュサービスで専任のコンシェルジュが付く!
- レイトチェックアウトや部屋のグレードアップなど宿泊施設でも活躍!
- 営業時間外にショッピングを楽しめるなど、様々なシーンで優遇される!
- 最大限度額1億円の旅行傷害保険が付帯!
アメックスセンチュリオンカードは、全クレジットカードの中で最も保有コストの高い究極の高ステータスカード。
カードの材質もチタン性で、その重厚感やデザイン性からも選び抜かれた方しか持つことができないカードという圧倒的な存在感があります。
入会金に約90万円、年会費には約50万円とかなり高額な金額を用いなければ発行できませんが、その分「パーソナル・コンシェルジュ」という専任のコンシェルジュが付いたり、様々なシーンでブラックランク会員としてのVIPな待遇を受けることが可能です。
多くの場合は経営者やスポーツ選手、芸能人など特殊な人が保有しているブラックカードです。
アメックスセンチュリオンカードのインビテーション条件は?
アメックスセンチュリオンカードのインビテーション条件は当然ながら非公開ですが、下記のような噂があります。
- 年間2,000万円以上のカード利用を継続
- 累計利用額が1億円程度
強いていうなら、センチュリオンカードに相応しい品格の持ち主として認識してもらうために、高級ブランド・レストラン・ホテルで積極的に利用してみるといいかもしれません。
一般的な収入では到底不可能な条件ですが、このカードの所有を目標に仕事を頑張ってみるのもいいですね。
ポイントよりもステータスや手厚い付帯サービスに重きを置いている一枚。“ハイステータス”のパブリックイメージが強烈なので、モテるカードの代表格とも。一味違う「デキる大人」のオーラを演出したいあなたにオススメです。最高クラスの旅行保険、プライオリティ・パス、サポートを財布に入れ、旅に出かけたいですね。
2位.LUXURY CARD Gold Card
- ラグジュアリーソーシャルアワー:ホテルでの会員限定のテイスティングイベント
- ラグジュアリーリムジン:サービス対象のレストランと指定の場所の送迎サービス
- レストランでのコース料理のアップグレードサービスや1名無料サービス
- カフェ・ワインバー優待
- TOHOシネマズでの映画が月々3回無料
- プライベートジム優待(ゴールド):会員制ジム「Club100」にて優待プログラム
金属製で重厚なカードで高級感が溢れ出るラグジュアリーカード。
その中でも最上位クラスのLUXURY CARD Gold Cardは表面が24金加工されており、まるで宝飾品のようです。
国内で初めてMastercardの最上級ランク「World Elite」に認定されたことからもそのステータス性は保証済み。
年会費は20万円とセンチュリオンカードよりも控えめですが、高いことには変わりありませんね。
ただ口コミでは、ラグジュアリー・リムジン(送迎サービス)やコンシェルジュサービスの満足度が非常に高く、年会費以上の価値があるカードと捉えて間違いなさそうです。
LUXURY CARD Gold Cardのインビテーション条件は?
とにかくワンランク下のLUXURY CARD BLACK CARDで利用額を積むしかありませんね。
実際に個人事業主の方でもインビテーションが届いていることから、属性よりも利用額が重要視されることが推察できます。
まずはインビテーションなしで申し込み可能な以下の2枚から。
- LUXURY CARD TITANIUM CARD
- LUXURY CARD BLACK CARD
3位.ダイナースクラブプレミアム
- いつでもどこでも還元率が2%をキープ!
- プレミアム会員限定のプレミアムコンシェルジュサービスで快適に!
- マイル還元率も2%と高水準に!
- エグゼクティブ ダイニングによる幅広い対象レストランでの優待あり!
- ダイナースクラブプレミアム限定!高級な非公開レストランでの食事が可能!
- 旅行会社やホテルグループのVIP会員に!便利にお得に旅行を楽しめる!
ダイナースクラブ プレミアムカードは、年会費13万円の高ステータスカードであり、もちろんインビテーションが必要です。
高ステータスカードは特典が充実する傾向にあるため還元率は一般カードに劣る場合も多いですが、ダイナースプレミアムは超高還元率を保った高ステータスカード。ポイント、マイル共に2%と驚異的な高還元を誇ります。
ブラックカードらしい年会費ではありますが、高還元率ゆえに年間600万円~700万円の利用があれば元を取れるという考え方もできますね。
インビテーションのハードルは他のブラックカードに比べてやさしいという噂もあるため、高年収の方であれば保有できる可能性もあります。
まずは一般カードのダイナースクラブカードから。
世界で最初に誕生し、日本でも最も長い歴史を持つ格式高いクレジットカード。アメックスと並びステータスの象徴的な存在ですが、最近は会社員でも発行できるため、バブル期ほどの希少性は薄れました。とはいえ豪華な特典は素晴らしいものがあり、生活にエグゼクティブさを求めたいあなたにオススメの一枚です。
4位.JCB THE CLASS
- 自分の秘書かのようなJCBザ・クラス コンシェルジュデスクが付帯!
- ザ クラス メンバーズセレクションで豪華賞品を年に1度無料で獲得!
- ダイニング30により、対象飲食店での支払いが3割引きに!
- 年会費50,000円を実質半額にすることができる!
- ディズニーランド、ディズニーシーの園内ラウンジを利用可能!
- 最大限度額1億円の傷害旅行保険が付帯!
JCBザ・クラスはJCBカードの最高ステータスカードです。JCB特典も最高級のものを利用することができ、もちろん専用のコンシェルジュサービスも。予約代行はもちろん日常の細かなことに関しても利用できるため、生活のパートナーになり得るポテンシャルがあります。
年会費は50,000円とブラックカードの中ではかなりお得になっている上に、年に一度好きな商品を獲得することができる「メンバーズセレクションサービス」を利用すると実質半額程度まで下げることも可能です。
ブラックカードを持つほどの経済力があれば大した割引ではないかもしれませんが、年間25,000円程度でJCB最高ステータスのカードを持てるのは大きな魅力ですね。
JCBザ・クラスのインビテーション条件は?
やはり詳細な条件は公表されていませんが、下記のようなことで招待されやすくなる可能性が高いと言われています。
- 継続して年間100万円以上JCBプラチナを利用する
- MyJCBにアドレス登録する
ブラックカードの中では割と年会費なども常識的な範囲なので、JCBカードユーザーの方は目指してみるのもいいかもしれませんね。
まずは以下のJCBカードから。
- JCBプラチナカード
- JCBゴールドカード
- JCB一般カード
日本の国際ブランド、JCBのプロパーステータスカード。国内の主要空港ラウンジサービスが付帯し、旅行保険も超充実の自動付帯。年間100万円以上ほど使う場合はプライオリティ・パスも付くラグジュアリーな招待限定上位カード「JCBゴールドザプレミア」へのランクアップも。どこで出しても恥ずかしくない一枚と言えるでしょう。ポイント還元率よりも「安心」や「信頼性」を求める、海外によく行く方に特におすすめです。
5位.スルガ VISA Infinite
VISAカード最高グレード「VISA infiniteカード」。
国内では唯一「SURUGA VISA Infinite」だけがこのランクに該当するクレジットカードです。
スルガ銀行で住宅ローンを組んだ人や1000万円単位の高額預金をしている顧客のみにインビテーションが届く仕組みに。
しかし、2-018年に女性向けシェアハウス「かぼちゃの馬車」への不正融資問題の発覚でスルガ銀行の経営は暗転。雲行きは怪しいのであまり発行をおすすめできないのが現状です。
6位.楽天ブラックカード
- 楽天市場での利用で還元率がプレミアムカードを超えた6%
- プライオリティパスで同伴者2名まで高級空港ラウンジを無料で利用可能
- 最高1億円の海外旅行保険が付帯
- コンシェルジュサービスを利用可能
日本国内で絶対的な人気を誇る楽天カード。その最上位ランクに位置するのが楽天ブラックカードです。
年会費3万円、付帯するサービスのレベルから一般的なプラチナカードに該当すると言えるでしょう。
ブラックカードでは珍しく大量のポイントが貯まり、実用面・サービス面・ステータス面全てが秀でたバランスの取れたカードです。
楽天ブラックカードのインビテーション条件は?
実際にはインビテーションの条件は公開されていないため、インビテーションが来た!という方の利用実績などを参考にするしかありません。その情報から予測されるインビテーションの条件は以下のものになります。
- 毎年100~200万円以上の楽天カード利用実績がある
- クレヒスに傷がついていない
- 楽天カードの利用年数が長い
- 楽天トラベルや楽天銀行などの楽天系サービスのVIP利用者
旅行をするにもショッピングをするにも何をするにも楽天のサービスを利用するなど、楽天のディープユーザーであることが重要みたいです。
詳しくは以下の記事にまとめています。
まずは一般申し込みが可能な以下のカードから。
- 楽天カード
- 楽天ゴールドカード
- 楽天プレミアムカード
7位.ポルシェカード
- Mastercardのサービス「Taste of Premium」でホテルやレストランでVIP優遇
- プライオリティパスを無料で発行可能
- ポルシェ正規店での利用でポイント還元率2倍
- 最高1億円の海外旅行保険が付帯
- シートベルト傷害保険・被害事故補償
ポルシェオーナーだけが手に入れられる究極のブラックカード。
正規店で購入した人であれば所有でき、インビテーションなどは必要ありません。「ポルシェ」を所有する金銭的余裕が実証済みなわけなので当然とも言えますね。
超高級車との提携カードということだけあって、シートベルト傷害保険や被害事故補償など自動車に関連する保険も付帯。
年会費は2万円と格安ながらコスパ良好のカードとなっています。
エンブレムが堂々と印刷された券面に魅力を感じたポルシェオーナーは発行してみましょう。
https://www.aplus.co.jp/porschecard/