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日本国別要件の支払方法「締日」をご利用のお客様へ

現在以下の問題の発生が報告されています。

ご利用環境のバージョンや適用済の Hotfix、ご利用の支払条件によって現象の発生状況が異なるため、以下のような現象を確認された際には Hotfixの適用とあわせ回避策による対応をご検討ください。なお、回避策の対応をする場合でも各 Dynamics AX のバージョンにあわせた Hotfix の適用が必要です。

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現象概要:

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支払方法「締日」を利用した場合、支払期日の計算が正しく行われない。

うるう年以外の2月に支払期日「28」/締日「31」の支払条件を利用すると、ひと月前倒しとなる。

支払期日「30」/締日「31」の支払条件を利用すると、計算結果が偶数月となる場合にひと月前倒しとなる。

現象の発生事例-1:

支払条件 = 31日締翌28日払い

請求書日付 = 2019年2月10日

計算される締日 = 2019年2月28日

(想定される期日 = 2019年3月28日)

現象の発生事例-2:

支払条件 = 31日締翌30日末払い

請求書日付 = 2018年9月10日

計算される締日 = 2018年9月30日

(想定される期日 = 2018年10月30日)

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発生条件(and 条件):

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- 日本国別要件を利用する環境(法人の住所が JPN)

- Dynamics AX 2012R3 環境に KB4099053 が適用されていない場合

(Dynamics AX 2012R2 環境の場合にはKB4131290が適用されていない場合)

- 支払期日に月の最終日となる日付(28日、29日、30日、31日)を設定し締日に「31」が設定されている場合

現象が発生しない設定例:

支払方法「締日」を利用した場合でも、支払期日「10」/締日「25」のように、締日に月末以外が設定されている場合

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対応概要

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Dynamics AX 2012R3 環境をご利用の場合には KB4099053を適用し、後述する回避策の設定を行います。

(Dynamics AX 2012R2 環境の場合にはKB4131290を適用します)

Product and version: AX 2012 R3

KB 4099053 Japan/JPN: Due date calculation is incorrect when the payment method is cutoff day

https://fix.lcs.dynamics.com/Issue/Details?kb=4099053&bugId=3935105

Product and version: AX 2012 R2

KB 4131290 Japan/JPN: Due date calculation is incorrect when using payment method = Cutoff day on Microsoft Dynamics AX 2012 R2

https://fix.lcs.dynamics.com/Issue/Details?kb=4131290&bugId=3940874

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KB適用後に必要な設定変更(回避策)

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上記の Hotfix を適用後も支払方法「締日(Cutoff day)」で支払条件:支払日= 31日/締日=31 とした場合に、月末日の判定が正しく動作ぜず下記現象が発生します。

 

KB 適用後に発生する現象:

日本国別要件の支払方法「締日(Cutoff day)」と支払期日= 31日/締日=31 の設定が利用され、計算された締日が31日の月以外(2月、4月、6月...)の場合、支払期日がひと月後となる現象が発生いたします。

 

現象の発生事例-3:

支払条件 = 31日締翌月末払い(支払方法 = 締日)

請求書日付 = 2018年5月1日

計算される締日 = 2018年7月31日

(想定される締日 = 2018年6月30日)

暫定対応:

上述のとおり、Hotfix 適用後も日本国別要件の支払方法「締日(Cutoff day)」 で支払日= 31日/締日=31 の支払期日が正しく計算されません。

支払方法「当月」を使用することで、支払日= 31日/締日=31の支払期日を正しく計算することが可能です。

支払方法「締日」から「当月」へ支払条件マスターの設定を変更し対応します。

支払条件 = 31日締翌月末払い(支払方法 = 当月)

請求書日付 = 2018年5月1日

計算される締日 = 2018年6月30日

なお、締日の計算は、日本国別要件の月次締め請求書でも利用されていますが、この設定変更による月次締め請求書への影響はございません。

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