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米2月小売売上高は予想と一致も、過去6ヵ月間で最小の伸び

Retail Sales Mark Smallest Gain In 6 Months. 米2月小売売上高、米2月消費者物価指数をおさらいしていきます。 米2月小売売上高は前月比0.1%増と、市場予想に並んだ。前月の0.6%増と合わせ6ヵ月連続で増加したが、最小の伸びにとどまる。米2月新車販売台数が1月同じく加速しなかったように、自動車が2ヵ月連続で減少。自動車を除いた場合も0.2%増と、前月の1.2%増(0.8%増から上方修正)から鈍化した。国内総生産(GDP)の個人消費のうち約4分の1を占めるコントロール小売売上高(自動車、燃料、建築材、外食などを除く)は前月比0.1%増と、市場予想の0.2%増には届かず。ただ前月の0.8%増(0.4%増から上方修正)を含め、9ヵ月連続で増加した。 内訳をみると、主要13カテゴリー中で4項目がプラスとなり前月の9項目から減少した。今回は暖冬を背景に建築材が好調だったほか、非店舗が伸びをけん引している。一方で原油価格が前月比で伸び悩んだためガソリンスタンドが減少に転じたほか、電気製品をはじめ服飾、スポーツ用品、一般雑貨などの落ち込みが目立つ。項目別の詳細は、以下の通り。 (プラス項目) ・建築材/園芸→1.8%増>前月は1.2%増、6ヵ月平均は1.3%増 ・非店舗(オンライン含む)→1.2%増>前月は0.5%増、6ヵ月平均は1.0%増 ・家具→0.7%増<前月は2.4%増、6ヵ月平均は0.6%増 ・ヘルスケア→0.7%増<前月は2.4%増、6ヵ月平均は0.6%増 ・食品/飲料→±0%<前月は0.4%増、6ヵ月平均は0.2%増 (マイナス項目) ・外食→0.1%減<前月は1.7%増、6ヵ月平均は0.4%増 ・自動車/部品→0.2%減>前月は1.3%減、6ヵ月平均は0.7%増 ・一般小売→0.2%減<前月は1.5%増、6ヵ月平均は0.3%増 (*百貨店は1.1%減<前月は1.2%増、6ヵ月平均は0.2%増) ・スポーツ用品/書籍/趣味→0.4%減<前月は1.4%増、6ヵ月平均は0.2%減 ・服飾→0.5%減<前月は1.2%増、6ヵ月平均は0.2%増 ・ガソリンスタンド→0.6%減<前月は2.1%増、6ヵ月平均は1.8%増 ・雑貨類→1.1%減<前月は0.3%減、6ヵ月平均は0.2%増 ・電気製品→2.8%減<前月は1.1%増、6ヵ月平均は0.9%減 ――米2月小売売上高は市場予想と一致したとはいえ鈍化し、新車販売の伸び悩みに加えガソリン価格の上昇一服が伸びを抑制したと見られます。また、過去2ヵ月(2016年12月→前月比1.1%増、17年1月は0.6%増)が力強い伸びだったため、反動減も出たのでしょう。加えて今年は、以前にご説明した通り税還付の時期が遅れてしまいました。3月に税還付効果を実現するか、見極めたいところです。 バークレイズは、米2月小売売上高の結果を受けて米1〜3月期GDP見通しを従来の1.5%増から1.4%増へ下方修正してきました。前期の1.9%増から、さらなる鈍化が見込まれています。 ▽米2月CPI、前月比では鈍化も前年比は約5年半ぶりの高水準 米1月消費者物価指数(CPI)は前月比0.1%上昇し、市場予想の0.3%と一致した。2013年2月以来の強い伸びを示した前月の0.6%から、鈍化している。原油先物が54ドル台をつけ2014年後半に開始した下落分の3分の1を取り戻した後にレンジ相場に入ったためエネルギーが1.0%低下、6ヵ月ぶりのマイナスに転じた。ガソリン価格も3.0%低下し、前月の7.8%の上昇から反転。エネルギー情報局(EIA)によると、ガソリン平均価格は2月に一時2.3ドルを割り込み、1月前半の2.388ドルから値上がり一服を迎えていた。食品・飲料は0.2%の上昇、2ヵ月連続でプラスを保つ。 CPIコアは前月比0.2%上昇し、市場予想に並んだ。2011年8月以来の高水準に一致した前月の0.3%に届かず。項目別では、サービスも0.3%の上昇と、堅調なペースを維持。帰属家賃や家賃がそれぞれ0.3%の上昇と支えたほか、燃料価格の上昇を反映し輸送サービスが0.7%へ伸びを加速させた。 CPIは前年比で2.7%上昇し、市場予想と一致し2011年8月以来の高水準を示した。コアCPIは2.2%上昇しこちらも市場予想と並んだが、前月の2.3%を下回った。 ——小売売上高の伸び悩みは、インフレの落ち着きを反映した可能性を残します。前年比では約5年半ぶりの水準へ加速したため、3月利上げを正当化する材料としては十分でしょう。コアCPIは現時点で一段の上昇をみせておらず、このまま原油価格が調整に入れば燃料価格の上乗せがめぐりめぐって反映するかは微妙なところです。 (カバー写真:Lee Martin/Flickr)



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