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意外と知られていないタイ人と日本人の5つの共通点とは?

日本では古くはタイをシャムと呼び、タイと日本はその歴史的な交友関係はなんと江戸時代を遡るとされています。
そんな仲のいい日本とタイですが、実際に文化として異なる点が多くあるため、長い友好関係にありながらもお互いのお国柄に共通する点があるとは思われていないかもしれません。

 
しかしながら、在タイ日本国大使館が正式に確認している様々な理由で長期滞在する在タイ邦人数は約4万人を突破しており、この数は東南アジアで一番多い在留邦人数になり、日本のお隣の国として身近な韓国の他、フランス・ドイツなどのヨーロッパ諸国に滞在する日本人の数を大きく引き離す数になります。まさに、タイには日本人に人気の国であるといえるでしょう。

 
文化やお国柄が全く異なっている国は、”住みにくい国”であるはずなのですが、タイに観光やビジネスを目的として来る日本人は年々増加の傾向にあります。その理由はタイの物価が安いからだけだとは考えられません。
タイが日本人にとって住みやすい理由には、やはりこの2つの国に隠れた共通点が多いのではないかということで、日本とタイの共通点にクローズアップしてみます。

接客態度と笑顔の国民性

インド人の友人が日本に来たときに、「コンビニの店員さんがあまりにも丁寧なもので、こっちの方が申し訳ないと思った。」と語っていました。
インドではお店の店員や食堂のウエイトレスは基本的には「こちらが売って上げているんだ。文句があるなら買うな。」スタンスです。ちょっと上の立場か、良くて平等の関係だと思います。インドを引き合いに出しましたが、おそらく大方の国では一流ホテルにでも泊まらなければ、日本と同等かそれ以上のサービスというのは受けられないものだと思います。
中でも特にキツイのが、海外の接客態度では基本的に無表情だということです。

 
タイは微笑みの国といわれるくらいですから、本当に接客態度が良い国だと思います。基本的にお店に入ると「いらっしゃいませ」お店を出るときには「ありがとうございます。またお越しください。」とタイ語で挨拶をしてくれます。
もちろんうまくいかないこともありますが、言葉が通じなくてもなんとかしてくれようと対応してくれるのはタイ人の誰にでも優しい国民性があると思います。
日本人の接客の笑顔はもちろんビジネススマイルの作り笑いです。タイ人もビジネススマイルかもしれませんが、これがある国は日本とタイ以外になかなかないのではないでしょうか。

実は礼儀正しいのがタイ人

海外の人が日本人へと来ると日本人は礼儀が正しいと言います。実際に私達日本人は小学校から、尊敬語・丁寧語・謙譲語と三種類の敬語の言い回しを教えられましたし、実際にビジネスの場面でこれらがあまりにも疎かな人がいれば、「あの人は大丈夫かな?」となってしまいます。
つまり言葉という枠で3種類にも分岐するほど礼儀を重んじ、かつ礼儀作法が抜けている人がいれば、その人は特殊な事情があって敬語が使えないのかもしれないと推測するほど、国民の文化に根付いた意識だといえます。

 
タイも日本と同様に複数の階級に分けられた敬語が存在しています。細かい分岐は私も詳しく知りませんが、タイ語があまりわからなくても、意識してタイ人の言葉を聞くだけで必ず語尾に男性なら「カップ」女性なら「カー」という敬語をつけて話しているのがわかります。さらに英語でいる「サー」日本語言う「ございます」のような最上級の敬語として「カッポン」という敬語があるようです。細かく分ければもっと複数あると思いますが、細分化された敬語の文化があり礼儀正しく受け答えしようという心がけがあるという意味では日本と文化的な共通点かもしれません。

王様を持つタイと皇室を持つ日本

2016年10月13日にタイの国父として、長年王位についてきたプミポン国王が死去してタイは全土を上げて悲しみの渦に包まれました。
プミポン国王はその権威をもって、政治や軍の対立などタイ国内の不安を度々解消してきた偉大な国王だったため、タイ人の悲しみは一層だったようで、本記事執筆段階の2017年1月のいまでも国王の死に弔慰を示し喪に服したままの企業が多いです。
日本では国王の逝去後すぐに安倍晋三総理が弔慰を示しました。その後、今生天皇陛下もタイ国王の死に弔電を送り三日間喪に服されました。

 
日本の皇室とタイの王室は昔から親密な関係であったということで、より自分たちの王室に対して、日本の皇室にシンパシーを感じているタイ人がとても多いようです。日本人とタイ人はお互いの皇室と王室に敬意の意思を共有した、他の国との関係にはない有効な国交関係だといえます。これからも良い関係が続いてくれればいいですね。

常に独立国として植民地化していないアジアの国

近世の世界で、私達アジア人は時に厳しく時に悲しい歴史を歩んできました。インドを含めアジア諸国はそのほとんどが西洋諸国の植民地となってしまった過去があります。日本が主軸国の一刻となり勃発した第二次世界大戦でも、またアジア含む世界を巻き込んだ悲しい歴史を繰り返してしまいました。
現在全ての国が植民地支配から抜け出し独立に成功しました。こうして今我々は平和な世界を謳歌できているわけですが、この殺伐とした支配の歴史の中で国土の割譲を許しながらも、政権を支配されるという植民地状態になっていないアジアの国はごくわずかでした。

 
その一つがタイと、もう一つが日本です。
長い間、植民地として支配を受けていなかったという理由から日本とタイでは、独自の文化や風俗そして言語を壊されずに保管して
これました。また、植民地として搾取を受けなかった影響からから、お互いの国がそれぞれの周辺諸国よりも経済的なリードができるような環境があったともいえます。
インドのように長く植民地支配を受けていた国では、今でも昔の悪習や制度を捨てきれずに藻掻いている国も多くあります。
(インドの悪習の弊害についてはこちらの記事を参照)
失った文化や時間を取り戻すことは大変なことだと言われていますので、そいうった意味で日本とタイはお互いに、過酷な時代を恵まれた環境に育った国と言えるかもしれません。

日本もタイも仏教国で合掌文化

タイは敬虔な仏教徒が多くいる国です。日本もタイと同様に仏教国です。しかしながらタイに住んでいる私の立場からするとタイ人のほうが日本人よりも仏教徒だと思います。
宗教を信仰することに対して、どちらが?というのもおかしな話ですが、どうみてもタイの方が熱心だと感じます。タイの街にはいたるところに小さなお寺のようなものがあり、タイ人はその小さいお寺の前を通る際には必ず、手を合わせます。さらに多くのタイ人が、募金やお布施をすることに対しても熱心です。ブッタの教えや僧侶にとても篤い敬意を払っています。

その理由として、仏教様式がタイの上座部仏教と日本の大乗仏教で大きく異るためだといえます。つまり仏教の形態・教え自体が異なるということのようです。仏教国というのは共通の点としてあげたいのですが、これで共通点と述べるにはいまいちですね。

 
しかしながら、大切な時に合掌するという文化が日本とタイでは仏教の流れから来る共通の文化だと言えると思います。タイでは基本的に、挨拶をする時やお寺の前で胸の前で手を合わせます。日本ではお食事の前や、お墓や神社仏閣の前で合掌するので、シチュエーションは若干異なりますが、紛れもない日本とタイの共通の文化です。

タイと日本の共通点のまとめ

マイペンライ」というタイ語があります。日本で「気にしないで」とか「大丈夫、平気だよ」という意味です。この言葉はタイ人の国民性を表した言葉として有名です。
タイ料理で一番有名なのは「トムヤムクン」ですね日本語では「旨海老混ぜ汁」のような意味になりますが、とても辛酸っぱいスープです。
気候は年中常夏で、南国のフルーツが食べ放題のタイです。
どれをとっても日本と異なるように感じますが、実は日本人にとって意外と大切な部分の共通項が存在していたようです。

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